親の「空気」をコピーしてしまう 不登校・ひきこもりの子供
人間は感覚を総動員して、相手の空気を無意識で感じている
人は知らず知らず、ある空気を発して、人に影響を与えてしまいます。
その逆もしかりで、影響を受けているのです。
「愛しているよ」と言葉をかけなくても通じるものがあるように、「苦手だ」と口に出さなくても空気感として相手に伝わってしまうように。
人はいくら理性が発達していても、五感、第六感によって生きています。
子供は親の空気、オーラを吸って育つ
『親の背を見て子は育つ』という格言があります。
親子関係の場合、生まれてからずっと一緒にいるため、親の出す空気、オーラ、雰囲気の波及力は絶大です。
子供にとって、親という存在はかけがえのないものであると同時に、唯一絶対です。
鳥類の世界に『刷り込み』というものがあります。
卵からかえった雛が、最初に見たものを親だと思い込む、というものです。
刷り込みまではいかないけれど、親と子の間には、それぐらい強い影響力があると思っていいと思います。
それが共同生活を何年も、しかも赤ん坊の頃から一緒にしていくのだから、プラスもマイナスも影響を受けないはずはありません。
そして、行動、言葉に出さなくても、親の『空気』、家庭の『空気』は、親も子も知らず知らず発したり感じたりしているのです。
不登校に陥ったり、悩みやすい子供がいるとしたら、親、あるいは家庭から発する『空気』が不登校やひきこもりの下地を作っていたりするのです。
そのため学校などでトラブルがあると、子供だけの力では対処できずに悩んでしまいます。
その『空気』とは、言葉による教育、しつけではなく、親の性格・受け止め方・思考・あるいは人生そのものが発するものです。
子供は敏感に幼児期から、小学生、思春期に至っても、家族・家庭・親を意識的・無意識的にコピーしてしまいます。
都合のいいところだけ取捨選択して、親のオーラ、空気をコピーできる子供は圧倒的少数です。
そういう子供は、どこに行ってものびのびとできます。
何があっても、たくましく切り開いていけるでしょう。
それすら、都合のいい所を拾うことができるための『空気』を、その親が発して、それを感じたり学んだりしているからできることなのですが。
教育、しつけ以外で子供が感じる親の空気の例
一方、社会や集団生活で、もろくて傷つきやすく、自信をすぐ喪失してしまう子供は、親から都合の悪いところまでコピーしてしまいます。
例えば、親が世間の目にとらわれて生きていると、子供は教わらなくても、勝手に世間の目を意識して生きるようになります。
恥の概念が強い親だと、子供は冒険ができず、強くなる機会を作る機会を制限してしまいます。
親が情緒不安定な場合、子供も情緒が安定しなくなります。
社会性に乏しい親の場合、子供も社会性が身につかなくなります。
社交性がない親の元で育つと、子供はどう人と接していいかわからないため、孤立していってしまいます。
神経過敏な親の子供は、やはり神経がもろく何かあったら傷つきやすく育ちやすいです。
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学校、社会生活で成功する人、失敗する人のベースはどこで作られるのか?
親の内面が少しでも変化すると、子供は大きく変化するエネルギーを吸い込む
発言者:岩波英知 1946年栃木県生まれ 東京と大阪で世界最先端の独自の脳内プログラムを開催。 誰ももたらすことができない決定的な脳内体感を体験した多くの有名人や芸能人、医師や経営者にファンが多い 。 自著(奇跡の脳覚醒)より抜粋 脳の魔術師、鬼才と呼ばれる心理脳内コンサルタント。 若い頃より人間の計り知れない可能性に興味を持ち、脳に関する独自の研究を行う。 そして、誰も到達できない脳覚醒技術の開発に至る。 その技とノウハウは世界一と称されており、岩波の脳覚醒セッションには、その凄さと評判を聞きつけたクライアントが世界中から駆けつけている。 また、その技術のみならず、岩波の言葉は多くの人に大きな刺激を影響を与えている。 |
執筆者・編集者:Dream Art Laboratory 担当スタッフ |