社交不安障害(SAD)解決のために知っておくべきこと
社交不安障害・社会不安障害とは何か?
そして社交不安障害の体験談を通し、この悩みで苦しんでいる人は貴方一人ではないことを知って下さい。
社交不安障害の症状をよく知り、孤独でないという安心感から、克服の道は始まります。
社会不安障害・社交不安障害の悪循環
社交不安障害・社会不安障害の発症時期
社会不安障害、社交不安障害は、思春期に起きることが圧倒的に多い。
「人からどう思われるか、人から良く思われなければならない、嫌われることだけはあってはならない」という思考が異常なほど強くなってしまい、「人は人、自分は自分」であると知識ではわかっているが、決して病的な思考から逃れることができない。
自分でこう思いたいという思考と、実際に起きてしまう思考が乖離してしまう。
それは気の持ちようや考え方を変えただけでどうにもなるものではないだけに、どんな人間も努力が報われることがなくなる。
人間は社会的動物のため、人の中で生きなければならない。だから社交不安障害やその前段階になっていると、どこに行っても何をやっても人間関係や社交がついてまわるため、劣等感と自信喪失と過大なストレスで追いつめられていく。
社交不安障害の思考になるのは親の教育であったり、幼い頃から親の目を意識した生活習慣であったり、学校での対人関係で「目立ってはいけない」「普通にしておこう」「自己主張はしないようにしておこう」と思わせてしまう出来事などが関係してくる。
直接的にも間接的にもマイナス暗示がマイナスの感情と一緒に無意識の奥底に刻み込まれて、顕在意識でのコントロールが不可能になる。
そして誰もが人の目を意識し自意識も芽生えてきた思春期において、非常に苦しい対人緊張や場面緊張が常態化ししていき、神経症的に根性や自分の意識や考え方を変えるだけでは克服不可能なレベルに悪化していく。
しかし表面的な対策しかとることができず、その間も社交不安障害にどっぷり浸かっているため、かつての気にならない状態がどのような状態なのか距離が離れていってしまう。
多くの人が思春期を過ぎても思考や認知が変わらないまま悪循環にはまっていく。
成人になっても齢を重ねていっても社交不安障害は続いていく。
一度無意識に刻まれてしまうと、反射的に症状が有無をいわさず発症していく。
社交不安障害・社会不安障害の苦しみ
学校や社会において、人とは必ず接触をしなくてはいけない。
いくら人間関係を避けて引きこもっても、いつまでも引きこもれるわけではない経済状況や家族の状況がある。
そのため将来への不安や恐怖が増していき、自己鍛錬のため無理に人と接触しても『緊張や動悸、息苦しさ、神経過敏、異常な発汗、あるいは挙動不審や表情のこわばり、手足の震え、異常な肩や首のこり』などで、苦痛と忍耐だけを強いられる。
対人関係に自信をなくし、接触を避けても、いずれは社会でやっていかなくてはいけないという不安だけが残る。
人を避けてホッとひと安心だったのが、部屋の中に一人で居ても精神的、肉体的な苦痛が襲ってくるようになる。
そして人を避ければ避けるほど、ますます社交が苦手になり症状は悪化していくし、人の中で揉まれようと強い意志の力で頑張っても、人間関係で否定されたり疎外されたり悪口を聞いたりすると、それ自体がトラウマとなって、社交不安障害が悪化し続けていってしまう。
社交不安障害・社会不安障害の拡大
社交不安障害があると本来持っているポテンシャルもひどく制限される。この悩みがあるばっかりに実力を発揮する場面を自分から避けなければならないため、悩みの悪影響はどんどん広がっていく。
『対人スキルの獲得機会を失い、社会的なスキルも得られない、知人・友人・恋愛関係や結婚をも諦めなければならない、出世にも大きな支障が出るし、出世できても人前に出ることが増え大きな苦しみなってしまう』など人や社会に関わることすべてにおいて大きなハンデとなっていく。
一見社会的にうまくやっている人であっても、自分を押し殺して演技をして回りに必死に合わせているから、自分を見失うし、感動が無くなっていく。
耐えてきたエネルギーをもっと有効利用できたらと思うが、それも叶わない現実に打ちのめされる。それでどれだけの夢や希望が奪われてきたのか、終わりの見えない症状だ。
専業主婦になれひとまず人や場面から距離を置けたとしても、子供が生まれ今度は学校行事やママ友での会合、地域での会合などが増える。子供のためにも避けたり断り続けるわけにもいかず、結局社交不安障害があるがゆえに苦しむことになる人も多い。
子供がいる人は自分の悩みが子供にも悪い影響を与えてしまうことへの不安も強くなる。
我慢に我慢を重ねてやっと定年を迎えても、老後生活においてやはり人は避けられない。そこでまた苦しみが続いていってしまう。
人は決して人間関係や社交から逃れることはできない。そこに社交不安障害の苦しみのすべてがある。
社交不安障害、社会不安障害は10人に1,2人かかると言われているほど数が多い。
この苦しみが続くと、自律神経失調症、抑うつ状態、そしてうつ病になりやすく、被害妄想が高じるあまり、統合失調症(幻聴)にまで悪化してしまう人もいる。
当ページについて
社交不安障害・社会不安障害SADの体験談(許可済み)を掲載しています。
社交不安障害・社会不安障害になった原因
社交不安障害・社会不安障害の苦しみや症状の種類
社交不安障害・社会不安障害で失った多くのこと
社交不安障害・社会不安障害の方の体験談はとても貴重な生きた教訓です。
どうぞご自身の社交不安障害・社会不安障害解決のためにお役立てください。
なお社会不安障害の克服体験記はこちらにも掲載されています。
特別に手記を投稿してくれた方の社会不安障害を克服するまでの記録はこちら
プログラムを受ける前の社交不安障害・社会不安障害の症状と苦しみの記録
(20代 男性 会社員 社交不安障害体験談)
私から人に話しかけることに不安を感じ、会社内で円滑にコミュニケーションがとれない。
意思の疎通が難しいため、言われたことを聞き返すことができず、上司に怒られることが多い。
それで数多くのミスをしてきたが、私が社交不安障害ではなかったら絶対起きていなかったミスばかりで悔しい。
ホウレンソウ(報告、連絡、相談)の基本ができていないため、自分でも駄目人間だと思ってしまう。
会議や人前での挨拶に恐怖を持っている。前日は全く眠れない。
上司から怒られたり、同僚から批判めいたことや嘲りを受けたりすると、ショックで頭が飛んでしまうぐらい怯えて生きている。
それをいつまでも悩み続けている。そんな自分が嫌でたまらない。
どこにいっても不安や恐怖しかないし、
心が休まる時間が少ない。年々少なくなっている。思えば一年以上もずっと緊張しっぱなしだ。
【社交不安障害の症状】
人に話しかけることが不安、上司に聞き返すことができない、会議や挨拶が恐怖
(20代 男性 会社員 社会不安障害体験談)
大学を卒業し、社会人となりましたが、社会不安障害のせいで社会でやっていけるか心配でたまりません。
元々人づきあいが苦手であり、思ったように人とコミュニケーションがとれず、これから何十年も社会人生活を全うできるのか自信が全くありません。
会社に居られなくなって転職を繰り返しながら、社会の隅に追いやられる人生になってしまうのではないか、負け犬の人生を送らなければならないのかと怯えています。
人として当たり前の営みである恋愛、結婚、子育てもできる自信がありません。
これまで社会不安障害となってから多くのことを失ってきました。これからも失い続けなければならないのでしょうか?
だとしたら生きている意味なんて無いと思います。
でも死ぬ勇気もありません。
【社交不安障害の症状】
人付き合いが苦手、思ったようにコミュニケーションが取れない、社会性を持ってやっていけるか不安
(10代 男性 学生 社会不安障害体験談)
自分が社会不安障害という神経症だと最近わかりました。
人と話すのがすごく苦手で、クラスメートになじめず、せっかく話し相手になってくれた人とも話を長く続
けることができません。ドギマギして会話が頭にのぼってこなくなります。だから相手に不信感を持たれて申し訳なく思います。
もともと話し好きでしたが、14歳頃から何を話していいか分からずまごまごしてしまいました。女子とを話すときにそれが起きて、いまでは男女関係なくうまく喋ること
が出来ません。
だから友人関係を築けずクラスで孤立しています。
いつも他人の目ばかり気にして他人にびくびくしている症状をずっと性格だと思っていました。
普通にみんなみたいに気兼ねなく人と仲良く話したいし、親友を作りたいです。
たくさん楽しく話せて、自分をさらけ出し受け入れてもらえる関係を築きたいです。
僕には将来の夢がありますが、このままじゃ社会不安障害で必ず悩んで挫折してしまいそうです。あきらめたくありません。人並みになりたいです。なれない自分では嫌です!
【社会不安障害の症状】
話が続かない、人間関係構築ができない、クラスでの孤立
(30代 男性 会社員 社交不安障害体験談)
自分は自信のない両親に育てられてきました。
親の怯えや不安が自分に伝染ってしまったのか、高校時代には人の目が気になって落ち着かなくなりました。
威圧感のある人に緊張感が強く出るようになり、人がたくさんいる場所、駅や混んでいる店や電車でも神経過敏と緊張がひどくなり、つねに疲れていました。
肉体的に胸が息苦しくなり圧迫される感じで、動悸もひどかったです。
精神科で処方された薬を飲んでいましたたが効果がなくやめました。
人にどうしても自分の気持を押し殺して合わせてしまいます。それは自分が傷つかないようにするためですが、今では自分の気持が良くわからなくなっています。
最近ずっと笑っていません。感動もありません。
【社会不安障害の症状】
人の目が気になって落ち着かない、人がたくさんいる場所での神経過敏と疲労感、息苦しさと動悸のひどさ、気持ちを押し殺す、自分の気持がわからなくなる 、抑うつ状態
(20代 女性 会社員 社交不安障害体験談)
小さな頃から母親と折り合いが悪く、常に恐怖と不安の対象でした。
家にいても心が安らぐ経験がありませんでした。
かわいがってくれた祖父母がいなくなってからは、ひどい孤独感に襲われました。
中学生から人が怖くなり、
自信のなさや人の顔色をうかがって自分を抑えこんでしまうこと、コミュニケーションが取れないこと、
神経質に考えすぎてしまい胃痛になってしまうこと、緊張するあまり目の緊張から頭痛が発してしまうことに苦しめられてきました。
自分をコントロールをしたくてもどうしてもできなかったため、多くの書籍を読んできました。
4年ほどカウンセラーに話を聞いてもらい、心療内科で薬も飲んできました。
私が社会不安障害になったのか理由がわからなかったのですが、少しずつ心の抑圧のせいだとわかってきました。
過去の呪縛にとらわれている限り、私の未来はないのだと思っています。
恥ずかしい話ですが、社会不安障害のせいで男の人に心を許すことができず、告白をされても不安のほうが大きくなりまだ交際経験がありません。
このままではいけないと思いますが、私の心に押し潰される一方です。
変わりたい気持ちは強いけれどどうしても変われませんでした。
どうか助けてください。
深層をコントロールをして、呪縛から解放されたいです。
【社会不安障害の原因】
母親からの感情的抑圧
【社会不安障害の症状】
自信がない、人の顔色をうかがう、自分を抑える、頭痛、胃痛、目の緊張、コミュニケーションが取れない、異性への不安
(30代 男性 派遣社員 社交不安障害体験談)
いじめを中学と高校の一時期経験しました。
小学生の頃は天真爛漫に何にも悩みがない子供でした。
人を気にするということも無かったと思います。
いじめが心の傷となり、苦手なタイプの人間の前では足が震えたり、頭が真っ白になってしまう。
ドキドキして動悸が収まらない、声も震えてしまい息苦しい、表情がこわばってしまい人に伝染させてしまう。
人の視線を意識してしまい行動がギクシャクする、緊張で下痢になりやすい、とにかく自分に自信がない。
このような症状に苦しめられてきました。
心の傷を時間が癒やしてくれると思っていましたが、反対にどんな人間にも上述した症状が起きるようになってしまいました。
最近ではいい感情が出なくなりました。すべてがつまらないです。
悪い感情だけは強く感じるので余計厄介です。
いじめられる前のように、友達や見知らぬ人と普通に会話したり、楽しく生きていきたいです。
何にも考えずにとらわれずに生きていきたいです。
でも、将来が不安でたまりません。消えてしまいたい気持ちのほうが勝っています。
【社会不安障害の原因】
中学、高校時代のいじめ
【社会不安障害の症状】
声や手足の震え、頭が真っ白になる、動悸の激しさ、息苦しさ、自信の無さ、神経過敏性の下痢、視線恐怖、行動がギクシャクする
(30代 女性 専業主婦 赤面症、社交不安障害体験談)
赤面症に思春期から悩んできました。
カウンセリングや認知行動療法を受けてきましたが、良くならないまま性格なんだと諦めて結婚し出産をしました。
子供が生まれてからは、ママ友達とお茶をしたり食事をすることが苦痛になり始めました。
鳴りを潜めていた赤面症も酷くなり、顔がこわばり、極度に緊張してしまって逃げ出したくてたまりません。
子供に関わる保護者の集いがどれも苦痛です。
私を相手にする人たちにつまらない思いをさせて申し訳ないといつも考えています。
実際にそう陰口を叩かれたのを聞いたことがあります。死にたいぐらいショックでした。
普通に振る舞おうとして頑張ってきましたが、疲労でクタクタになります。
心がいつも晴れずにどんよりとしています。
憂鬱で子供への悪影響も出始めています。
病院では社交不安障害だと診断されました。
これからも学校での催しやママ友達付き合いがあります。
やっていけるか不安しかありません。
もうくたびれるのも嫌です。
普通に暮らしたい。
子供が私のようになったらと思うと心配です。
子供には私のような生きづらさを感じてほしくないです。
幸せになってもらいたいです。
でも、今のままだと子供の将来も心配でたまりません。
最近ではうつ症状が出てきてしまいました。
こんな私で家族に申し訳がありません。
【社会不安障害の症状】
赤面症、表情恐怖、ママ友付き合いの疲労と苦痛、抑うつ状態、子供への負の連鎖
(20代 男性 会社員 赤面症、社交不安障害体験談)
真剣に人生を変えたいため、変わらなければ人生に終止符が打たれてしまうためお願いをしたいと思っています。
私は社交不安障害で人間関係をうまくつくり上げることができません。
特に職場でボロボロになっています。
同僚や後輩と人間関係を構築できず、上司の前に経つと苦手意識のあまり胃が痛くなります。
最近は出勤したら下痢の症状が出ます。
職場の人間と接する前から、ストレスと予期不安というやつでダメージを勝手にくらっています。
ここまで精神的なストレスが肉体にまで影響を与えてしまうと、問題の根深さに愕然とします。
そして常にとことん孤独です。
消えてなくなってしまいたいと強く思うことがよくあります。
うまくやりたいけれど、苦手な人がいると胃がギューっとなり、身体が硬くなってしまいます。
人から変に思われないように作り笑いをしたり、存在を消そうとしたりしているので、自分がなくなっています。
ずっと生きている実感がしません。
人と接すると劣等感が思い出されてしまい、さらに恐怖感が強まってしまってどうしようもありません。
私生活では気の許せる友人もいるのですが、職場でだけはダメです。心がついてきません。
ここまで変われず来てしまったのも、私の意志では手の届かない世界でトラブルが発生しているからだと思います。
全力で社交不安障害を解決して変わっていきたいです。
もう限界です。
【社会不安障害の症状】
胃痛、下痢、身体の硬直化、人間関係構築スキルの欠如、劣等感、恐怖感
これらの社交不安障害・社会不安障害で通われた方々がここで根本から解決しています。
無意識のコアからSADの原因を破壊できる技術が大きな反響をよんでいます。
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