不安とは?不安と悩み脱出、不安と成功の関連
神経症など心の悩みと不安の罠
不安は避けようとか取り除こうとすればするほど大きくなる。
表面的な対策を練れば練るほど対処しきれなくなる。
不安感もそうだが、緊張感、恐怖感、孤独感、焦燥感といったものは感情だ。
しかも強力な深い感情でもある。
不安や恐怖と言った感情は、人間にとって不可欠な本能と密接な感情だ。
感情は情動であり本能であり、本能にはどんな理性も勝てない。
不安自体が、理性では太刀打ちできない感情のレベルにある
人間の頭でコントロールしようとか排除しようといっても、所詮理性のレベルにとどまり効果がない。
どうしたら不安に対処できるかというと、 感情のレベルで処理しないとコントロールがきかない。
でも、どうしても不安を知恵を働かして解消しようとしてしまう。
だから、結果として、大きな不安がさらに襲ってくる。
神経症や心の悩みの罠はそこにある。
では、なぜ自分だけに不安が起きてしまうのか
不安にさいなまれる人は、今までの不安がおきるルーツと素材があって、感情に悪い変化を起こしているから心の中で葛藤を起こすだけ。
どうしても不安が起こるもともとがあるから、新しいいい感情をもはじいてしまう。
今度は不安との不毛な闘いが起こる。
そこでそれが起きない回路を造って処理しなくてはいけない
。
肉体は痛みを感じることで、ダメージを回避させようとする。
心も同じで、不安、恐怖、緊張を起こすことで、心理的ダメージから避けろ、逃げろと言う。
その防御反応が反射神経にまで高められている。
そもそも、神経症で苦しんでいる人にとっては、それはきついものでしかない。
「痛み」と同じく避けたいものだ。
しかしそうならざるを得ないのが神経症の一つの側面だ。
極論すれば、心理的生存本能と防衛本能が、その人の半生で病的に働かざるをえないため、知恵、知識、理性ではとうてい対処できないのだ。
だからいつまでたっても良くならないどころか、ますます時間とともに悪化してしまう。
一人の力では限界をきたし、だからといって、どんなに努力しても手が届かないところに神経症があるため、抑うつ状態に入っていく。
常にイライラし、落ち込み、将来も不安でしか無い。
もうこんな状態はたくさんだと思っても、何の変化も心は起こしてくれない。
不安への対処法
不安感をなくすためには、トラウマ処理やルーツ整理も必要だし、脳覚醒トランス状態でプラス暗示を脳に入れ込むことも必要。
感情をぎゅうぎゅうに抑圧している心も、解放させてやらなくてはいけない。
脳覚醒トランス状態、つまり非常に深い意識が変容した状態というのは、感情と情動と感覚だけの世界だ。
そこに理性や雑念といった、ゴミクズになりうるものは入り込まない。
だから感情の世界で、いい感情とプラス暗示を入れ込むことで、不安を打ち消すことができる。
では、「安心」を心に入れればいいかといいと、不安自体が強力な感情だから、もっと大きな別の感情などを打ち込む必要がある。
どう感情を入れるかというと、頭(理性)で構築した設定のレベルとさらにプラスの感情をセッティングする。
不安があったときに、「不安がなければいい」、「ゼロレベルに戻ればいい」と知恵と理性を使うと、「まだゼロかな、もう少しかな、まだ不安があるかな」という状況チェックがはじまり、そこに不安と期待が入り込む。
不安がなくなってほしいのに、不安を入れ込んで状況チェックするから、不毛な葛藤・闘争・相克に陥り、不安しか感じなくなる。
それが悩んできた人に共通している回路です。
悩みと不安、周囲の視線
人間が悩むというのは、他人との比較でそれが出たり消えたりする。
絶対感を持っている人は悩みとは無縁。
しかし、周囲とのギャップなどでコンプレックスを持ったりしてしまう人が多い。
自分はある地点に到達できないけれど、他人は到達できていると思ったりする。
多くの人はそういう比較するレベルでものを考え、すぐに劣等感、不安、恐怖感を持ってしまう。
不安への対処法2
それから脱するためには、自己の目標・設定レベルを、不安のゼロ地点を越えたところよりも、もっと高い次元で、周りの人が設定を描かないレベルで設定するのが効率よい。
それが不安脱出法の一つだ。
低い次元で目標設定を持ってしまうと、周囲の目を気にしたり、思惑に振り回され不安と闘ってしまい、下手なプライドだけが肥大化し、身動きが取れなくなる。
他人が絶対的な存在になってしまい、他人の視線や比較で身も心もぼろぼろになってしまう。
高い目標設定を決め、それに達するにはどうしたらいいかのシミュレーションを感情のレベルから設定すれば、そのマイナスループから抜け出すことが可能だ。
いまはゼロ地点(またそれ以下)のレベルでも、もう少し目標には先があるなと感じても、そこからどういけば目標にたどり着けるのか、シミュレーションを頭で描いて処理する。
それによって周囲の目を気にしたり、思惑にとりつかれて不安と闘うことをしない。
その上でプラスの感情とミックスさせることが重要。
悩んでいる人の特徴、ルーツ
悩んでいる人の中には、つまり黒の経験ばっかりの人生で、白(いい経験)が少なかったりする。
いい経験値がないから、いい想像ができない。
もっと高い次元で設定するといっても、シミュレーションも思いつかない。それぐらい距離が遠い。
悩みがないゼロにすることが最大の夢、普通になることが最高の夢になっている。
でも、そこをちゃんと矯正する方法があるから安心して欲しい。
できれば、高い設定を持って、もっともっと悩みの失った部分を取り戻すほうが効率としてはよい。
不安感の恐怖
一つの不安から、さらなる不安の波紋を広げてしまうのが神経症や心の悩みの怖いところだ。
増幅しやすいと漠然とした不安がどんどん大きくなる。
そもそも感情は非常に増幅しやすい性質を持つ。
とくに神経症に陥ってしまう人は、悪い感情のみを圧倒的なレベルまで高めてしまう。
それはしょうがない。
子供の頃からの様々な出来事でそうならざるを得ないものがあるから。
ただし不安だから動かない、動けない、気力が出ない、要はスランプの状態になるし、すべての行動と思考のスピードを無くしてしまう。
仕事も恋愛もスポーツも日常生活にしてもすべて効率が悪くなる。
異常に疲労してしまう。
どうにかしてもがこうとすると、上で言った状態に陥り、ますます深みにはまっていく。
イラつくし、焦るし、落ち込む。ひどいうつ状態になってしまう。
不安をカットするために何が必要か?
頭の中で不安を無視したい、消したい、否定したいと、普通はしてしまう思考回路がある。
心の中で不安を無くしながら、肯定した方向に走りたいと誰もが望みあこがれる。
が、不安を消すという発想自体が、不安を増幅させているんだ。
不安を認識して、その上で消滅させる働きにしないと難しい。
ここは人の心が陥りやすい罠である。
不安をバネにしてエネルギーに変えたい人はどうすればいいか
それは成功者や神経症克服者がほとんどみなやっていることだ。
不安や緊張といったものは、結局バネにするか、押しつぶされるしかない。
不安への一般常識は、「不安があるから不安」というものがある。
しかし、「不安の中の安心」「不安があるからこその安心」というものが実際にある。
不安がない状態には安心感は絶対ない。
これは不安を受け入れるということでもあり、心の底からそれができれば、不安は不安ではなくなる。
不安の受け入れ方・対処法3
どんな不安でも恐怖でも、それ自体が自分にとっての道なんだ、日常なんだ、人生なんだと思えるとする。
「これがなかったらおかしい、不安があるのは当たり前、これが日常だ」と思えることで、不安自体に敏感さがなくなって、そのうえでバネにすることが出来る。
私(岩波)はそれができているから不安はないし、自信が持てる。
不
安を排除する人にとっては不安をバネに出来ないし、飲みこまれる可能性が非常に大きい。
神経症はそれが極端に進んだ状態だし、精神的なスランプに陥るプロスポーツ選手やビジネスマンにしても、成功する大きな障害となる。
逆に言えば、そこを克服すれば、神経症から脱出できる大きな武器となれる。
心の悩みとは無縁になることができる。
神経症やあがり症で悩んでいる人は、弱点があるから実力が出せないと思っているし、そういう部分は確かにある。
これはあらゆるメンタル分野に言えること。
不安の状態が大きな比重を占めるけれど、不安を消したときに、つまりゼロ地点にしたいと思うと、結局「不安があるかな、ないかな」との葛藤とチェックに終わってしまう。
それに、
これでは悩んできた意味がないし、「何で悩んできたんだ、無駄じゃないか」ってなるから、新たな不安を感じてしまう。
神経症で悩んできた人は「私はゼロになれば、悩みが消えれば最大の夢がかなう」と言う。
悩みがゼロになったとしても、十年悩んだら十年人より遅れていることになる。
会社に行ったとしても、自分は遅れたスタートだ。
ゼロになって喜んだと思っていたら、現実社会はみなバリバリ動いていて、こちらが悩んでいる間に様々な経験、スキルなどをつけている。
まわりは恋人もいたりして、なんか人生を幸せに生きている感じがする。
実体験に基づいたものだから、いくら本を読んで挽回させようとしても身に付かないレベルだ。
どうしても比較してしまい、自分はスキルと経験がないと悩む。
心の余裕がなくなったり、視野が狭くなっているから結局不安が襲ってきてしまう。
悩んじゃったら、ますます自信喪失になる。ここにも神経症の永遠の悪循環が存在する。
しかも悩み自体も感情だから、どんどん増幅させてしまう。
落ち込みがさらなる落ち込みへ、緊張が極度の緊張へ、あがり症が極度の最悪のあがりへ、対人不安がさらにひどい対人恐怖を生み出してしまう。
逆転の発想をしないと悩みを克服することは一人では難しい。
その上、感情をトランス状態から処理しないと困難だ。
二つ同時に不安原因やトラウマを破壊するようなことがあって、急速にゼロ地点から高い地点に昇れるようになる。
だから周りとの比較でも、自信を持てるし自分の価値を認めることが出来るし、何よりも実体験として「わかる」から、もっと走れるようになる。
自信を得たことが、さらなる自信を得る飛躍につながる。こちらは好循環だ。
一度きりの人生なら、そちらを選びたい。
それにモチベーションは当然のようについてくる。
それがあるからリスクにも立ち向かえるし、克服できるパワーが身に付いている。
そのエネルギーとパワーが、悩むエリアの殻を思考回路から排除する。
悩みの底辺で染まらないから異常なスピード、パワーがつく。
そのような神経症・悩み克服プログラムを用意しています。
セミナーやプログラムで何をやっていくか
私も悩んだものを取り戻す動機付けをするし、逆境をバネにする気持ちも創っていく。
悩みにしても異常な動機付けがマイナス方向についているからはまってしまう。
それとは反対の強力なプラスの思考回路を植え込むことで、満足できる人生、自分になれる。
「ゼロ地点に戻りたい戻りたい」というが、果たしてゼロ地点に戻ることが正解か?
それはできるけれど、もっと感動できるものがあるし、そこを目指さないと悩んできた意味が全くないし価値を見いだせない。
自分の境遇を呪うか、抜け出すかのキーポイントはそこだ。
神経症はもっと先を見据えないと劇的解決は難しい。
どうしても視野が狭くなっているし、不安によって客観的に自分を見られないから。
その前にガチガチに緊張した状態、不安感から解放する、ホッとさせるということはもちろんするけれど、段階を踏んでそこまでやっていかないと。
いくら頑張っても不安に飲み込まれてスランプになるのは、不安に対する思考が違う方向にいっちゃってる。
不安に対する取り組み方はそこだ。
不安などネガティブな感情を克服する方法
これまで書いてきたことは理論でもある。
ただし、不安に対する認識・思考を変えるだけでも、かなり悩み脱出にも成功するためにも強力な武器にもなる。
一番言いたいことは、それらは最低限必要なことでもある。
が、大きな不安の感情、マイナスの感情、自己防衛本能、思考の条件反射の前では、理性も理論も知恵も知識もまったく役立たない。
これは神経症で苦しんできた人は誰もが痛感していることだと思う。
何より生で実感をしているから。
重い神経症を本だけで完全解決させた人はいない。
だからこそ、無意識(本能・感情)の部分から強力に効果的に処理をしていく。
それができるのは、当プログラムしかないし、そこに大きな評価を受けている一つの理由があります。
岩波先生著作『奇跡の脳覚醒 頂点を極める成功哲学』 絶賛発売中
発言者:岩波英知 1946年栃木県生まれ 東京と大阪で世界最先端の独自の脳内プログラムを開催。 誰ももたらすことができない決定的な脳内体感を体験した多くの有名人や芸能人、医師や経営者にファンが多い 。 自著(奇跡の脳覚醒)より抜粋 脳の魔術師、鬼才と呼ばれる心理脳内コンサルタント。 若い頃より人間の計り知れない可能性に興味を持ち、脳に関する独自の研究を行う。 そして、誰も到達できない脳覚醒技術の開発に至る。 その技とノウハウは世界一と称されており、岩波の脳覚醒セッションには、その凄さと評判を聞きつけたクライアントが世界中から駆けつけている。 また、その技術のみならず、岩波の言葉は多くの人に大きな刺激を影響を与えている。 |
執筆者・編集者:Dream Art Laboratory 担当スタッフ |