会話を捨て去れ 簡単に良好な人間関係構築を築ける秘訣
良好な人間関係構築には長い会話は必要ない
会話、及びコミュニケーション能力の劇的向上のために、まず会話をしないといけないという固定観念を破壊しなくてはいけません。
それが人間関係改善のコツを獲得する前、是非やらなくてはいけないことです。
この世に生まれてきた以上、人と関わらなくちゃいけない。
うまく世を渡るためには、この人間どもを攻略したい。
だから、人を上手に処理する方法を獲得したいと望むけれど、それは会話しかないと思ってしまう幻想がある。
その方法は、会話でもないし話し方でもない。
まして容姿でもない。
人とうまくやる、または上手に扱うために必要な要素は、実は会話ではない。
逆に話しては駄目だ。
話そうとすればするほど失敗をする。
ますますうまく取り繕うとすると、自分をなくすから、相手の心に響かない。
微妙な空気が流れてしまう気がするのもそのせいだ。
うまく話そうという焦りが次の墓穴を掘る
まあ、ほとんどは相手はなんとも思っていないわけだけど、焦っている本人だけは絶対空気が白けたと思い込んでしまう。
だから、ますます「会話上手にならないといけない、それが俺の生きる道だ。うまくやろう!」と技術修練に磨きをかけようとする。
その思考で行った会話の研鑽は、一層の苦手感を磨くだけに終わる。
これは一対一の会話でも複数の喋りでも会議・プレゼンテーションでも交渉ごとでも、言葉を発すること全てにあてはまる。
会話は話そうとした時点で流れが先細りする。
勝手に生まれるのが会話だ。
会話は中身ではない、空気、感覚、感情、地を伝えるものだ
会話が長続きしようが、途切れようが、もっと重要なのは、自分の「空気を流す」ということ。
「おはよう」「気をつけて」という言葉が、違う人間で、全く印象が異なる受け止め方をされる。
それはその人の流す空気がそうさせているであって、文章の内容ではない。
どもろうが、つっかえようが、その空気さえあれば、人間関係なんて成立する。
ある種の空気を流せる人は、だからこそ、会話なんて考えずとも、余裕があるから次々とベラベラしゃべることができる。
もし話し上手だなと思う人がいたら、それは会話上手だからではなく、結果的にそうなっているだけの話だ。
自分という空気をたった一吹きするだけで人間関係は簡単に成立する
私(岩波)もよく喋るほうだし、話すことがどんどん出てくる。
だけど、実は喋らなくてもいいと思っている。
それで相手がいい思いをしようがしまいが関係ない。
実際、挨拶をチョットして、短い言葉をかけただけで、もう人間関係が成立してしまう。
街を歩いても店に行ってもどこでもそうだ。
相手が、もし私をよく思っているとしたら、それはたくさん会話をしたからではなくて、私という空気を流して、相手に感じさせただけ。
驚くほど話をしていない。会話の内容も薄っぺらいし、どうでもいいことばかりだ。
相手は私のことを知らないし、私も相手のことなんて何もわかっていない。
でも、とても気持ちいい人間関係がすぐに構築される。
私がとんでもない大悪党だろうが、大慈善家だろうが関係ない。
人間はそこで判断しているわけじゃない。
相手の感覚を調理する
人間は感情の動物というけれど、更に言えば、感覚で生きている。
相手の感覚を動かすものは、深い意味のある会話や笑いのある会話ではない。ベラベラたくさん話した末のものでもない。
まずそこをわかることから始めなくてはいけない。
私は話すことに執着が全くないからこそ、脳や心の余裕が生まれて、バンバン言葉になって出てくるだけだ。
話上手な人の表面事象だけ掬って、
「会話上手になれば誰とでもとうまくやれるんだ」と話し方を磨こうとすると、望んだものと逆方向にことは進んでしまう。
「あの人はできるのに、何故自分はダメなんだ、どうしてなんだ・・・・」という焦りと迷いと試行錯誤との繰り返しで、泥沼でもがくことになっていく。
このままではよくない。
無理に会話しようとして失っているものはないか?
人間関係、会話、営業やプレゼンを上達させるまえに、大前提となるものがある。
それは、人をコントロールしてやりたいと憧れるより前に、「自分は何なんだろう、何のために生まれてきたのか」ということ。
うまく喋りたいという気持ちをまず捨てることから、すべてを始める。
コミュニケーションの極意は人間の心。
例えば、芸術家が絵を描いたり、モノを創作したりする。
それを見に来た人は、直感で何か受け取る。心が震える。
なんでか?
そこに絵が飾ってあるからじゃなくて、絵から感動させる何かが出たから。
上手い下手は関係ない。
絵から、何がなぜ出たのか?
その作者の心の中にエネルギーがあって、それが抑圧がかかって、もう発散しなくちゃやっていられない、絵にしたい! というパワーが芸術作品になる。
もし知恵を使って書いたならば、絵はとてもつまらなく見える。
「俺は描きたいんだ! 表現したいんだ!」このハートが見るものの感覚に訴える。
人は相手の人の感覚を感じたい、知りたいと無意識で思う
人は、会話を知恵や理屈で話す人よりも、感覚で話す人を好む傾向にある。
自信や信念を持っている人の言葉に耳を傾ける。
うちに秘めててもいいから、とにかく情熱を持っている人の話を聞きたくなる。
優柔不断や割り切りの悪い人を避ける。
話そう、話そう! とする人や、深くつっこんでくる会話には距離を置きたがる。
とても面倒くさい生き物だ。
しかし、後者をやってしまっていたとしたら、どれだけ人間関係でもったいないことをしてきたんだろう。
もし会話の固定観念がなければ、どれだけ結果を出せたことか。
だから、会話をしようと頑張るのではなく、特に重要な会話の場面では『自分が作品になれ』ということ。
ハートが乗っていない会話では相手の心は動かせない。
どんなに女性を口説いても、あるいはお客さんを説得しても、話を心から聞いてもらえない。
自分に価値があると感じる時初めて人は耳を傾けてくれる
人の脳は自分に何か価値があるものだけを拾う。
きれいな話し方では、そこまで脳深くにある情動の部分を震えさせられない。
営業・交渉ごとで言えば、商品・サービスを売るのではなく、自分という作品を売る。
よく言われるこの金言は、つまりそういうことなんだ。
その人を通してはじめて商品の価値に目がいく。
自分への情熱でもいい、相手に素晴らしさを伝えたい、聞いてもらいたいという気持ちでもいい。
でも、醒めていて説明や理屈でどうにかしようとしたり、焦りの買ってもらいたいオーラを出すと、聞いている方は退屈でたまらない。
これは逆の立場になればよくわかると思う。
抜本的な意識改革が早期にコミュニケーション能力を永続的に上げる
つまり
テクニックとか技術を超えたものが本当に必要になる。
極論すれば、会話術向上には技術はない。
いかに自然にオーラが開放されるか。本当の自分が出ないとダメ。
ここで注意したいのは、ムキになって話せばいいと言う事じゃない。
オーラとして感じさせればいい。
付け焼き刃じゃ決して会得できないから、普段からの意識改革が必要になる。
もしそれらを妨げる障害があったら、何が止めているか、どんなものが必要になるのか、それを本人の脳のメカニズムに組み込んで作動させるのがプログラムの目的。
人の心を知らず知らず動かす秘訣
人が百回話しても、自分は一回話すだけでいい。
短い言葉や挨拶程度でいい。
耳で聞かないで、心で聞いて、心が動くような会話ができると、人の心も動かしやすい。
喋る必要はないけれど、主体性は持つ。
相手が心を閉ざしているのは、自分が心を開いていないからだから、開いて話してみる。
一つ一つやって、上達していくと、会話や人間関係構築には長い文章の会話なんて全然必要ないとわかる。
むしろ邪魔で、蛇足に感じるだろう。
「言葉なんかいらないんだな、私がいるだけでいい」までいくと、もう一気に道は開ける。
ここに至るには、固定観念を捨てることを始めなくてはいけない。
もし人間関係の修羅場の中で生きてきて、それを克服、コントロールできるようになった人は、これを聞いたら事実だと思うはず。
うまく会話を進めようとすることは、一番人間関係向上の近道に思えて、実は遠回りなんだ。
知識ではわかっていても、それをもっと脳の深いところから、感覚に焼きつかせる手法は世の中にはない。
けれど、当プログラムにはある。
自分で制限している能力を覚醒させろ
前に言った「空気」とは、言い換えれば、オーラのことだけど、オーラは自分の魂から発しているものだ。
ハートの強さ、情熱、情動、信念、これらのものが、はじめて空気として流れていく。
オーラは勝手に出てくる。出そうと思って出る種類のものではない。
それを人間は一瞬のうちに判断してしまう。
小細工の知恵も人はすぐにわかる。
勝手にオーラが流れていくためには、
知恵や理性をはるかに超えた、あるいははるかに深い部分で、自分に暗示をかけていかなければいけない。
その部分とは無意識であり、潜在意識だし、脳の原始的な部分(本能・情動レベル)にある。
理性に頼る者ほど見返りを得られず、それを捨てた人間だけが、幸福感を得られる。
ただし、理性や知恵よりもっと強く深いものがあるなんて、言葉で言っても、そんなものあるかどうか実際にはわからない。
脳覚醒状態でリミッターが外れた自分に感動しよう
だからこそ、ある特殊な脳の状態、意識の状態下で行うことが必要になる。
そこに達するのは、常識ではまず不可能に近いし、えらく時間がかかってしまう。
時間がかかるということは、白けると同意語だから、結局到達できないのが定番だ。
そこの方法や処理は任せておいて欲しい。
でも、今までの会話や人間関係に対する固定観念だけは、今ここから捨てていって欲しい。
もし今まで様々な研鑽をして、結果が出ていないのならば、とても効率が悪い方法だったということの裏返しだ。
そんなものをずっと永遠と繰り返していたのでは未来はないし、時間がもったいない。
その上で、なぜ会話なんて必要なくなるような「空気」を流すことが出来ないのか?
なぜ自分が出せないか、その障壁を減らしていって、出せるものを作り出します。
もう一つ言うと、人間の対話・ 会話・発言といったものには自己主張という要素がある。
自分を主張できず我慢している人は、その壁を取っ払っていく。
同時に自己主張することは重要だけど、そのままやったら喧嘩になる。
売り言葉に買い言葉で相手も自分もむかついてしまう。
じゃあ自己主張をしっかりして喧嘩にならない場合には、何があるかというと、やっぱり相手の心に触れた時。
心が触れるために何が必要か? それがテーマになる。
自分を押さえつける必要はない、開放した時全てが好転する
結局、自分という「空気を流す」ことにつながる。
人は何かが心に触れた時に、それしか見えなくなって、それしか考えられなくなる性質がある。
脳の中で最も強い感情に触れるわけで、
そこに執着心が芽生えるからだ。
それが会話の引力となる。
すばらしい文言ではない。
そうなると他と比較する意味もないし必要性もないと相手が思う。
恋愛だったら、ライバルがたくさんいても、相手は自分を選んでくれる。
営業だったら、数あるライバル企業の中で、価格判断を超えて選んでくれる。
会話をして相手に理性を発動させた時点で負け
会話意思伝達レベルで向上させるのではなく、本能がどういう時に動くか、それを基本に作られ、もっと人間の深い意識レベルから作っていく会話術は他にはないと思います。
自分というプラットフォームをしっかり構築してはじめて、会話や言葉というものが武器になる。
会話なんて実はほとんどいらないという気づきを含めて。
人間関係劇的向上のコツは近道はそこしかない、と思っています。
たくさんの会話術本、営業術本、ホストの口説き方の本などAmazonや書店にたくさん並んでいるけれど、それに頼ろうとする時点で、知恵の世界での構築に終わってしまって、己というプラットフォームをなおざりにしてしまいます。
本を読むのはとてもいい事だけど、肝心の要を忘れてしまうマイナスもある。
人の心を揺さぶる言霊は、言葉や文章の内容に乗るのではなく、自分から発するものだということを強く言っておきます。
岩波先生著作『奇跡の脳覚醒 頂点を極める成功哲学』 絶賛発売中
発言者:岩波英知 1946年栃木県生まれ 東京と大阪で世界最先端の独自の脳内プログラムを開催。 誰ももたらすことができない決定的な脳内体感を体験した多くの有名人や芸能人、医師や経営者にファンが多い 。 自著(奇跡の脳覚醒)より抜粋 脳の魔術師、鬼才と呼ばれる心理脳内コンサルタント。 若い頃より人間の計り知れない可能性に興味を持ち、脳に関する独自の研究を行う。 そして、誰も到達できない脳覚醒技術の開発に至る。 その技とノウハウは世界一と称されており、岩波の脳覚醒セッションには、その凄さと評判を聞きつけたクライアントが世界中から駆けつけている。 また、その技術のみならず、岩波の言葉は多くの人に大きな刺激を影響を与えている。 |
執筆者・編集者:Dream Art Laboratory 担当スタッフ |