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心をもろくする教育方針

心をもろくする教育方針 親の教育の悲劇。心がタフな人間と脆い人間の差

心がタフな人、心が脆い人

心がタフな人と脆い人の差はどこにあるのか?
強いからタフなのか? 決してそうじゃない。
出来が悪い人がとても打たれ強かったりする。

その逆に、優秀な人程、何かあると心が折れたり萎縮しやすい。
そんな人は、それでも頑張れば何とか出来ると思ってしまう。
気持ちを強くしようと頑張れば頑張るほど、ついにはボロボロになってしまうのはなぜなのだろうか?

この矛盾した悲劇を解決しないと、せっかくのいい能力も発揮できないまま埋もれていってしまう。

頭が良く、繊細なために心をもろくしてしまう

当所には超一流大学、超一流企業や高度な専門性を持つ職業の人がたくさん通ってきています。
しかし、その優秀性に比べ、心がもろくなっている人が多い。

傍から見ると自信を持って当然なのに、自分に自信がないし、建設的な思考ができなくなっています。
すぐ都合の悪いことばかり考えてしまう。

要は人間は頭じゃないし、結局覚悟や自信で勝負は決まる。
だけど、優秀な人は何か成し遂げた人が多いはず。
入りたくても入れない大学や企業、士業などの職業につけるのだし、それだけ覚悟を決めて努力をしてきたのだから、自信を持って当たり前だと考えるけれど、本人にとってはそうじゃない。
無駄にプライドだけが多くなって、心が追い付いてこないと告げる人が実に多い。

心がもろくなるには必ずその人のルーツがある

それにはその人のそれまでの人生が密接に関係している。
悩みの悪循環に陥る人の親は、教育熱心な人が多い。
中には異常なぐらいの教育虐待じゃないかという厳格な親がいる。

そのため、その子供も結果的に優秀な成績をおさめたりしている。
その人達の親の多くは、とにかく厳しく、子供が頑張って良い点数をとっても褒めない。
それどころか、もっとできるように叱咤する。

親の教育、しつけ。一種の教育虐待

例えば、褒めない親の事情としてはこういったものがあるだろう。
本当は褒めたいけれど、ここで甘やかしてはダメになるから、さらに発破をかけるという考え。
とにかく厳しくすれば子供は立派になる、という考え。
泣く泣く厳しくするけれど、後で子供は私に感謝するだろうという考え。

愛情をかけてあげたいけれど、ただ褒め方を知らない。
親なりのトラウマから発した一種の(子供から見ての)虐待。

しかし、やられた本人にとってはたまったものじゃない。
愛が相手の心に届かなかったら、それは本当の愛じゃない。
親の言いつけを守り、楽しみを減らし、頑張っていい成績をとっても、さらに厳しくされる。
見返りはなんにもない。

「私の親は私のことを愛しているの…?」
こんな思考が意識上でも無意識でも浮かんでしまう。

頑張っても頑張っても点数は上がっても心だけは報われない

いくら頑張って高い点数をとっても自分の証明ができない(その理由は後述する)。
そうなると感情が抑圧され、もっと頑張らなくてはいけない(それでも褒められない)という無間地獄に陥る。
常に心に余裕がなくなるから、他人との関わりもギクシャクする。
ただでさえ、あまり遊べないから、孤独感・疎外感を感じる。

家に帰ると厳しいしつけと教育が待っている。
こんな子供のどこにタフな心が根付くだろうか?
いやある意味、非常にタフな子供だ。
他の子供が投げ出すことでも、頑張りぬく力があるからだ。

頑張れる、根性もある、けれど限界もある

しかし、それは、伸びきったゴムのタフさだ。
ぎりぎり土俵際ではじき出されないように頑張っているに過ぎない。
本当のタフさは、余裕ある心からしか生まれない。
人生は長い。
心が空虚なまま、いつまでも自分の心を騙し続けられはしない。

そんな生活を子供の頃からしていると、当然感情が満たされない。
まだエネルギーがあって頑張れているうちはいい。
ふと立ち止まった時、不安に襲われたり、生きている意味を失い、ちょっとしたショックにも、ひどく崩れやすくなる。

もしも点数が悪かったら、もう生きた心地はしない。
唯一の自分の証明できることがなくなるからだ。
できの悪い人間=存在価値のない人間と思ってしまう。
挫折したまま大人になって、もともと頑張り屋で優秀な人間が、末端の生活をせざるを得なくなっている。

外面と内面のギャップ。自己承認欲求と自己証明の重要性

逃げ切れてずっといい成績だったとしても、勉強以外の自己証明(一番大切な自己存在証明)が家で為されないから、いずれ悩みの悪循環に陥るのは時間の問題だったりする。
心がボロボロになったら、誰もが羨むいい職業についても、生きていること自体、苦痛になる。
経歴・学歴なんて、心を満たしきる材料にはならない。

何のための頑張りだったのか? 
私の人生は一体何なんだ?
楽しいってどういうことなの?
こんな絶望が待っている。

出来が元々悪くても褒められて愛を感じたルーツを持つ人の心は結構タフだ

もし出来の悪い子供が良い点数を取ったら、普通、親は褒めるだろう。
「よくがんばった、やればできるじゃないか、すごいぞ!」と。
その子の心は満たされ、成績の良し悪し関係なく、愛を感じながら心もスクスク成長していく。
やりたいことがやれて、自分の感情を満たしながら、大人になっていく。
障害があっても、乗り越えられるエネルギーを持っている。

「こんな点数取ったくらいでいい気になるな、調子にのるんじゃない!」
99点取ったとしても「なんで、ここを間違えているの! 情けない!」
これを言われた人に、心の枠が拡がることはない。

例えば80点という好成績を収めたとする。
80点も取れたことを褒める親と、20減点したことを責める人がいる。
どっちも同じ80点でも、その後の人生、心の点数は大きく開いてしまう。

後者は、頑張り続けた自分の見返りが、苦しみだけになる。
ついにはエネルギー切れで頑張れなくなる。
その時は、遊びすらできない。目標も見つからない

たくさん遊び、ほんのときどき頑張って、愛を感じて生きてきた人は、その先も頑張れる。目標に向け走れる。
そして感情を満たして遊ぶこともできる。
だからますますパワーが出てくる。

親の愛が歪んだ形で子供を追い詰めている

この後者との比較でも、前者は苦しむ、落ち込む、焦る、イライラする。
パワー落ちし、人生を呪っていく。

子供が良い点を取り続けても褒められない親は、彼ら自身が、どこか歪んだ成長をしてきていることが多い。
その親がやはり厳格で、愛を愛と感じさせられない不器用な親だったりする。
あるいは虐待に近い育てられ方をしてきたアダルトチルドレンなのかもしれない。
封建主義的な中で成長したのかもしれない。
親の事情で子供に構っていられなかったかもしれない。
親がいなかったのかもしれない。

その親が、自分の子供の感情を満たしてやることはなかなかできない。
愛をどうやって伝えていいか方法を知らないからだ。

だけど、親の強迫観念に近い教育方針は、人間に一番重要な感情をも押しつぶしてしまう。
子供が憎い親はいないと言うけれど、子供の為を思ってやったことが裏目に出てしまう。
親子共々、不幸なことだ。

感謝されたくてやったことが、場合によっては親への恨みへと返ってくるわけだから。
潰れてしまった子供の多くが、親の教育方針に耐え切れずに心が折れた人が圧倒的に多い。

子供を無意識的に追い詰める親は自分が悪いとは思えない

そういう親は、自分が悪いなんて思わない。
子供のことを情けないとしか感じない。
親子が殺しあうような怖いニュースはこれが原因となっていることが多い。

仮に親が悪いと認めたとしても、子供にかかった呪い(トラウマ)は外れない。
親から離れても、親が死んでもそうだ。
どんな謝罪をされても、その呪いはどこまで逃げてもついて回る。

親から自立しても呪いはどこに行ってもかかったまま

もう一度、子供の事情に戻ろう。
これだけ頑張っても報われない。
ならばもっと頑張らねばいけない、この強迫観念に子供もとらわれる。

だが、頑張れば頑張るほど、自分のやりたいことが何なのかわからなくなる。
それは親の精神的奴隷、操り人形になっているからだ。
これじゃ自分がなくなり、常に不安と戦う人生になるのは当然のこと。
落ち込むのも当たり前。
もろくなって仕方が無いことだ。

そういう人は、これからは自分の感情(エゴ)を満たす生き方に、方向転換していかなくては未来はない。

親のための人生じゃない! 自分のためだけの人生だ

誰のための人生なのか? 親の無念や理想を叶えるためだけの人生か? 
一度生まれたからには、自分の人生を歩んで行くべきだ!

悩むには、それだけ悩みの種がある。
悩みの種を一つ一つ解決することで心の枠が拡がる。
まずは、今の悩みになった流れを知ること。

同時に脳の奥深くに定着しなくてはいけない。
それは真の理解につながる。
悩みの種がはっきりわかり、脳が受け入れた時、はじめてギリギリで生きてきた心に余裕が生まれる脳の性質がある。

すごい努力をしてきて、精一杯頑張ってきたことはとてもよくわかります。
しかし、頑張る方向性が自分の感情に即した方向でやらなかった。
つまり戦略ミスです。

もともと努力ができて優秀な人が悩むわけだから、正しい戦略のもと歩むことができたら、ものすごい可能性が生まれるでしょう。

深い脳内世界、潜在意識から強力にサポートしていきます。

 

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心をもろくする教育方針 親の教育の悲劇。心がタフな人間と脆い人間の差 岩波英知の言葉
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発言者:岩波英知

1946年栃木県生まれ 東京と大阪で世界最先端の独自の脳内プログラムを開催。 誰ももたらすことができない決定的な脳内体感を体験した多くの有名人や芸能人、医師や経営者にファンが多い 。


自著(奇跡の脳覚醒)より抜粋

脳の魔術師、鬼才と呼ばれる心理脳内コンサルタント。 若い頃より人間の計り知れない可能性に興味を持ち、脳に関する独自の研究を行う。 そして、誰も到達できない脳覚醒技術の開発に至る。 その技とノウハウは世界一と称されており、岩波の脳覚醒セッションには、その凄さと評判を聞きつけたクライアントが世界中から駆けつけている。 また、その技術のみならず、岩波の言葉は多くの人に大きな刺激を影響を与えている。


執筆者・編集者:Dream Art Laboratory 担当スタッフ

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