怖さと不安の傾向と対策
最強で最悪なエネルギーを持つ不安と恐怖の感情
恐怖・不安といった感情は、私達の思考、理性、将来すべてを支配する。
本能と密接だから、恐怖と不安が暴走した時、理性絶対の人でも簡単に心が崩れ落ちる。
一見強そうな人間でも、立派な地位についていても、それらの強力な感情のパワーの前には実にもろいものだ。
しかし、厄介なことに、人生はいくらでも怖いと思うことに直面してしまう。
それが人間の性(さが)であるし、逃げていたって、逃れきれない。
逆に目をつぶって見ないようにしようとすると(抑圧)、もっと恐怖と不安が想像で増幅して、止められなくなる。
怖さや不安への対策を誤ると、エンドレスでそれらに苛まれるようにまでなってしまう。
そうならないためにはどうしたらいいのか? やるべきことはあるだろうか?
怖いものは怖い、不安を感じるのも当たり前
怖いものは怖い。当たり前だ。
怖いものはどこまでいっても、いくらでも怖いんだから、私(岩波)は覚悟して突っ走ってしまうことにしている。
怖いのを誰かに助けてもらったって、今度、自分で処理できない状況が来たら、止められないほど怖くなる。
助けがいないと、ひどく潰されたり潰れたりするから、次はもっともっと怖くなる。
怖さはマイナスの感情だから、マイナスがマイナスを拡大再生産し、何かあると簡単に肥大化してしまう。
正常な判断を奪い、すべての人の動き営みをストップさせてしまう。
その恐怖や不安、自分で増幅させていないか?
しかし、言いたいことは、怖さや不安そのものの実体は、変わっていないということなんだ。
自分自身の中で作り上げて、自分で増幅させているものに過ぎない。
だから恐怖感と不安感への対策も自分の中に存在しているんだ。
恐怖と不安を増幅させるのも、抑えこむことができるのも自分しかいない(もちろん私も誰よりも手助けができます)。
動きを止めてひたすら守っていても、怖さは増すだけだ。
そうしたら、自分で怖さに立ち向かって、怖さの処理を身につけた方がいい。
それが栄養になる。
それまでは怖いものを見ないでは過ごせない。
無意識に恐怖と不安を抑圧してしまって「怖さ、不安」対策をやり続けても、ヘドロのようにドロドロ心の底に渦巻いて、一気に表層に噴出する。
無意識は結局の所、自分そのものだ。
その運命から逃れることは決して出来ない。
どのみち抑圧しても、逃避しても防衛しても閉じこもっていても、その人の意識があるかぎり、恐怖感と不安感からは避け切れない。
本能は打ち消せない、怖さや不安もなきゃいけない感情。だから逃げきれない
そもそも本能に「怖さ、不安」は組み入れられている。
だから人間は困難な状況でも生き延びてきた。
「怖さ、不安」ってそういうものだし、どのみち必要だし、逃げきれるものじゃないんだ。
だから「そうか! 今は怖いけれど立ち向かっていった方がやがて俺の武器になる、栄養になる」と楽しみながら怖さへの覚悟を持つ。
一種のチャレンジだけど、とてもやり甲斐がある。
「あ、思っていたほど立ち向かえば怖くないんだな」
前よりも怖くなくなったと感じた時、はかりしれない価値になる。
あえて怖いこと、不安に感じることに切れ込んでいく覚悟
それに、人はジェットコースターのように、怖いことという刺激がないと生きていけない部分もある。
命の火をともし、エネルギーを放出させるのも恐怖と不安という要素だ。
つまり、自信とパワーは怖さがあるからこそ生じるんだ。
世の中のパワーがあって生きている人は、不安も恐怖も焦りも緊張も、すべてパワーのエネルギー源にできている。
「たくましくなるために、ある程度のリスクはしょうがないよな」
「逃避しつづけても、いつか穴蔵(心の殻)から出た時、もっと怖くなるよな」
「自分という枠外でチャレンジすることって、何か充実感があるな。怖いけれど、刺激があるよな」
そう思えてくると、貴方が考えていた「怖さ」は「怖さ」ではなくなる。
怖さや不安に主体的に立ち向かわなければ必ずやられる
パワーと自信がつく最短の道でもある。
怖さに立ち向かえる自分というのも、ものすごく心地よいし、それがオーラになる。
「あれ、前よりも怖くなくなっているな」と何よりも怖いことが一つ一つ減っていく。
すごく楽に生きられるようになる。
いつも保護されていたり、助けてもらっていたら、その存在がいなくなるともう終わりだとなる。
逃避しきれるものでもない。
覚悟を直感として脳に刻み込む技術
ここでは覚悟を頭に入りやすい脳にしていく訓練や条件付けをしていきます。
覚悟しかないぞという暗示、自覚させるような暗示を入れていく。
心のコアにしっかり根っこを生やさせないと覚悟は意味がない。
ここで「覚悟が大事」と言っても、なかなか心に響かない。
だからこそのプログラムだけど、まずは頭で知ることも必要だ。
「ああ、大事だよな、けっこう」と自覚することが心の底への扉を開けるし、そこに徹底的に暗示を入れ込んでいく。
そして、ルーツ分析で怖さへの対処がどう誤ってしまったのか、自分の不都合を増す結果になったのか比較することも大事。
生きていたらいくらでも怖いことに直面する、対処法を獲得しよう
実は怖さを増大させているのは、その対象ではなく自分自身だ。
怖さの素なんていくらでも転がっている。
いちいち反応していたんじゃ身が持たない。
恐怖や不安への対処法を失敗し続けてきてしまったのが、今までです。
それでどれだけ無駄に費やしたエネルギーがあったか?
もしそのエネルギーを、別の分野に使えた事を考えると、どれだけ多くの可能性を失ってきたのだろう…。
今ここで、恐怖感、不安感、あるいは孤独感や焦燥感といった身を滅ぼしかねない感情の対策スキルをコアから身につけないと、近い将来に完全にマイナスの感情を発し続ける性格、人格と一体化してしまう。
このままでは終わりたくないという気持ちのエネルギーすら奪われてしまったら、再び浮上することもかなり大変だ。
あまり時間的な猶予はないと思って欲しい。
人は無意識にマイナスの感情を抑圧できて、何とか仕事や生活を送れる期間は、そんな長くないのだから。
しかし、マイナスの感情は反動として、心の悩みや神経症、あがり症を克服させるための爆発的なエネルギーに転化させることができる。
その方法があるから任せて欲しい。
そして、本能と情動レベルから、恐怖や不安と抑圧の塊を氷解させる技術があるから、期待をして欲しい。
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発言者:岩波英知 1946年栃木県生まれ 東京と大阪で世界最先端の独自の脳内プログラムを開催。 誰ももたらすことができない決定的な脳内体感を体験した多くの有名人や芸能人、医師や経営者にファンが多い 。 自著(奇跡の脳覚醒)より抜粋 脳の魔術師、鬼才と呼ばれる心理脳内コンサルタント。 若い頃より人間の計り知れない可能性に興味を持ち、脳に関する独自の研究を行う。 そして、誰も到達できない脳覚醒技術の開発に至る。 その技とノウハウは世界一と称されており、岩波の脳覚醒セッションには、その凄さと評判を聞きつけたクライアントが世界中から駆けつけている。 また、その技術のみならず、岩波の言葉は多くの人に大きな刺激を影響を与えている。 |
執筆者・編集者:Dream Art Laboratory 担当スタッフ |