執着は成功のパスポート 良い執着、悪い執着
執着で心を病ませるか、成功へのパスポートにできるか
悩む人は好きでなったわけじゃないけれど、悩みの対象にとことん執着してしまう。
それが割り切りを無くし、くどさをうみ、がんじがらめになってしまう原因です。
でも、執着はある意味、成功を収めるために絶対に必要な要素だ。
執着が強い人ほど、大きな成果や価値を残してきた歴史がある。
トップに立っている人、何か成し遂げている人を見れば一目瞭然。
天才も執着とリンクしているし、トップアスリートもそれがあるから人よりも抜きんでた実績を得られる。
芸能人なんか、人よりも目立ちたい、上に行きたい、生き残りたいという執着がものすごい。
芸術家・音楽家も自分の内面的なものや感じたことへの執着がすごいからこそ、人を感動させるものを創り出せる。
とらわれや執着心がひどい人は悩みが深くなると同時に成功できる素質もある
執着はどんな対象に使うかによってとんでもない可能性を秘めると同時に、心を蝕む毒にもなる。
執着が悪い方に行くと、神経症になったり、人前で極度のあがり症になったり、パニックになったり抑うつ状態が続いていくし、強迫性障害はまさに執着の暴走だ。
よく普通になろうとすることの無駄や非効率性を私は言うけれど、普通の人には執着心が希薄だったりする。
普通になろうとしても、まず自分の執着心が邪魔をする。
でも執着自体は決して悪じゃない。どちらの方向に持っていくかの差。
もともとある自分の特質を建設的な方向にもっていくことができたら、普通以上の成果が上げられる。
悩みや神経症を強化し続ける人は、誰よりも執着心があるから、逆方向に針路を変更したら、末恐ろしい。
とんでもない可能性がある。
いつもそう思う。
年齢なんて関係ない。
そんな人が普通になろうとしても、もともとの執着から普通になりきれない。
また普通におさまるような玉じゃない。
その執着心を毒にする人、天才的成果を挙げられる人は何が違うのか?
じゃあ、何故その執着をもって、大きな価値を残した人と、自分の足引っぱりばかりに使ってしまう人と差ができるのか?
これはプラス・マイナスの感情、もっといえば大きな意味での愛とすごくリンクしている。
いい方向に持って行ける人は、その執着とよい感情や愛がリンクしている。
だから生産的、建設的な成果を上げていける。
生きがいや使命感を持って燃えられるし、追求し続けられるパワーがどんどん湧いてくる。
熱中している時時間を忘れるほどだし、生きている実感を意識しなくても必ず得ている。
でも、マイナスの感情が執着とリンクしてしまうのが神経症の本質だ。
感情は人間の脳内でどの要素にも勝てるぐらい強力だ。
ポーカーで言ったら、ロイヤルストレートフラッシュ。
どんな知識を持ってしても、理性を強くしても、最高の知恵を張り巡らせても、たった一個の感情には勝てない。
まして、恐怖や不安といった悪い感情の前には、無惨に叩き潰されてしまう。
執着というものと悪い感情が合わさったら、とてもじゃないけれどいくら考えたって悩んだって先に進まない。
悪い感情とリンクしているから、どうしたって悩みの悪化だけに執着を使ってしまう。
悪い感情を伴った執着は時間とともに最悪の感情に膨れ上がっていく
執着が、次の大きな執着を連続的に産んでいって、呪いのように頭から離れなくなる。
寝ても覚めても、悩みの対象に執着し、建設的に自由に使える時間と脳を悩みだけに浪費し続ける。
しかも、そこで得られた成果は、悩みの再確認と将来への不安だけ。
仕事でも趣味でも人間関係でも、本当はもっともっとできたはずの可能性を、悪い執着に使ってしまう今の流れは本当にもったいないことだと思う。
悔しいことだと思う。
しかし、そのような人の執着心が、良い感情や愛とリンクさせることができたとしたら、とんでもないパワーと切れ味を発揮できる。
あれだけの負へのエネルギーを使い続けているんだから、パワーがないわけじゃない。
誰よりも成功へのパスポートをすでに有しているんだ。
これほどまでの執着心を建設的に使えたらお釣りが来るくらいの成功をつかめる
もともと能力がある人や感性が鋭い人が悩みを強化してしまうんだから、逆ベクトルへ持っていかせるサポートができるから、任せて欲しいと思います。
それに、逆ベクトルに針が振れたときの、恐ろしいぐらいの生産性を発揮した人を何人も見てきています。
そのためには、いかに心の底に抑圧され続けている悪い感情を外していって、生産的な感情と結びあわせるかが必要です。
知恵や理性などの脳の表層でどうにかするのではなくて、もっと深い感情や情動、潜在意識の底に訴えかけることができるノウハウを確立しています。
せっかく人よりも成功のパスポート「執着心」をもっているのなら、建設的な方向に使いこなしましょう。
それができたら、必ず生きていて充実感を味わえるし、今までさんざん苦しめてくれた自分の執着心を許せるようになるし、自分が好きになる。
悩んできた分を取り戻すには、自分の特性をどんどん利用しなくちゃもったいない。
執着という強烈な武器は、ものすごい可能性を秘めているし、立派にそれを持っているんだから。
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発言者:岩波英知 1946年栃木県生まれ 東京と大阪で世界最先端の独自の脳内プログラムを開催。 誰ももたらすことができない決定的な脳内体感を体験した多くの有名人や芸能人、医師や経営者にファンが多い 。 自著(奇跡の脳覚醒)より抜粋 脳の魔術師、鬼才と呼ばれる心理脳内コンサルタント。 若い頃より人間の計り知れない可能性に興味を持ち、脳に関する独自の研究を行う。 そして、誰も到達できない脳覚醒技術の開発に至る。 その技とノウハウは世界一と称されており、岩波の脳覚醒セッションには、その凄さと評判を聞きつけたクライアントが世界中から駆けつけている。 また、その技術のみならず、岩波の言葉は多くの人に大きな刺激を影響を与えている。 |
執筆者・編集者:Dream Art Laboratory 担当スタッフ |