Dream Art Laboratory


自己肯定への道と脳の回路 脳覚醒状態の奇跡

岩波英知の言葉 自己肯定感と自己否定 脳の回路の関連

自己肯定感は幸福のエネルギーだが肯定感を持つ方法がわからない

自己肯定感があればあるほど悩みが少なくなる。
至極当然のことです。

しかし悩みを持っている自分を好きになれと言っても、それは感情だから、自分にも言い聞かせられないもの。
石を浮かせるほどの念を込めても、説得はできない。
問題の本質は、もっと深い世界に存在しているからだ。

ではどうやって肯定感を持てばいいかというと、悩みを受け入れることからはじめていく。
しかし、普通はすごい難問だ。
それができたら、誰も悩み脱出のためにこんなに苦労しない。

しかも、嫌でたまらない。
この苦しみから逃れるために努力しているのに、受け入れるなんてできない、と思う。
ある人なんかは、抹殺したい呪いのような悩みを受け入れることは、天地がひっくり返ってもありえない。
圧倒的な強い感情で拒否してしまう。

だから、どんな名カウンセラーも名医が「悩みを受け入れると楽になるからやってみなさい」といっても、できっこない。
人間は感情の動物だし、嫌なもの、危険に感ずるもの、不都合に思えるものは動物的本能で拒否してしまうからだ。

人間の理性は大したことができない。感情に全く歯が立たない

じゃあ、人間には素晴らしき理性があるのだし、理性で解決すればいいじゃないか、となる。
しかし、そううまくはいかない。

何度も言うように、理性は感情に何の波紋も起こせないからだ。
悪いことに、ますます頭を複雑化し、疲労させ、脳の枠が狭まっていく。
そして狭い想念の世界の中で、同じ事をぐるぐるぐるぐる繰り返し、悪循環のまま無駄を積み重ねていく。

理性の限界を知っている利口な人は、潜在意識に働きかけるもの(瞑想、修験道、催眠や気功など)に興味を持ったり、人智を超えたものにすがろうとしたりする。
もう何も努力したくない人は、薬を飲むことで保たせようとしたり、切り抜けようとする。

どんな知恵や理性も自分を説得できない

単純に薬を飲むことで、すべて心の悩みが解決するものだと思って、軽い気持ちで服用する人もいる。
ただそれすら悩みのもっている圧倒的なパワーには太刀打ち出来ないのが常だし、時には的はずれだったり、悩みの潜む深い深い世界に到達することすら難しい。
それでもやり続けるしかない。
他に方法はないと知っているからだ。

知恵ではダメ、最先端の薬もダメ、理性を飛び越えたものも、ある世界に到達できない。
でも、いつかきっとと、瞑想、自律訓練法、気功など十年、二十年と時間を費やしていく。
あるいは向精神薬を惰性で飲み続けてしまう。
または本棚に精神系・自己啓発系の本がずらっと並ぶことになる。

そこまでしても「悩みを受け入れる」なんてものは不可能に近いと思える。
それならばと、命と引き替えに覚悟を決めて悩みを受け入れようともする。

しかし「覚悟を決めて命と引き替えにすれば、悩みも消えてくれるといいな」と結局知恵の世界だけで終わらせてしまう。
どれもこれも中途半端で、時間だけが過ぎていく。

自分の心の厄介さと心の悩みのあまりの強大さに呆然と立ち尽くすか、戦慄し恐れおののくしかない。

頭では解決する方法がわかっている。しかし誰もできていない

他者からのとても有り難いアドバイスで、「悩みを受け入れたほうが楽ですよ」「割り切りをつければ悩まないわ」「くよくよ考える時間なんて勿体無いじゃないか。気楽に行こうぜ」というものがある。
どれもこれも当たっているし、確かにそう頭ではわかるけれど、それができたらこんなに苦労しないと思える。

問題はどこまでいっても自分の心だ。
自分の心に深く言い聞かせられなければ意味がない。

それならば、『悩みはそう簡単に受け入れられないもの』という前提に、どう対処すればいいのか、という話になる。
実は、普通のやり方ではなかなかできない、というだけで、道はある。

人間の脳が悩みを受け入れる時、自己肯定感が芽生えていく瞬間

人間の脳には別の回路がある。
悩みを受け入れることが許容できる状態を、脳にダイレクトに訴求することで可能になる。
脳覚醒トランス状態の「ある時間」だけそれができる。

それはトランス状態の深さと余韻の長さによって変わってくるけれど、ある脳の回路が開いてくれる魔法の時間がある。
かといって、その時に「悩みを受け入れろ!」と言い聞かせるものではない。
悩みのこと、最悪の場面集や辛かったこと、なぜそれが起きたかを、そこで思い浮かべていくと、脳が整理され、脳が悩みのことを素直に受け入れてくれる余地が出てくる。
脳みその枠を増やすといっていい。

枠が増えれば増えるほど、心に落ち着きと余裕が出てくる。
突き上げてくる否定感も徐々に抜けていってくれる。
いわゆるトラウマ解放、抑圧解消作用だ。

自己否定のエネルギーを沈めて初めて自己肯定感が芽を吹く

肯定感を得るには、更にその前に脳が悩みを受け入れるためには、否定感から外していかないといけない。
枷や障害があるなか、無理矢理プラス暗示をいれこんでも、一時的に良くなっても、それはいびつだから、どこかでガタが来る。

より深く長く続かせるために、肯定感が得られない理由や悩みの種から解消させていく。
知らず知らず混乱してきた脳(それだけ悩んでいたら混乱しないわけがない)がおさまっていく。
悩みもどうでもいいと思えるようになったり、前向きで生きられるようになったり、心が落ち着いてくれたり、はじめてホッとできるようになる。

脳覚醒状態の奇跡

建設的な方向にも進める。
さらに様々なことがわかる。この気づきが次の更なる気づきへと波紋を広げていく。

これは言葉で説得できるわけではなく、脳の枠が増えることで、焦りや不安、緊張、知恵のオーバーヒートで混乱しきった脳に余裕を生み出す。
はじめて悩み処理が冷静にできるようになるし、枠の数が増えるだけ処理能力が上がっていく。

ここで、どれだけ自分がやばい思考をしてきて、自分で悩みを複雑化させていたのかという客観性を持てる。
「これじゃあ自分を追い詰めて当たり前だな」「悩むのも当然だ」「悩まないほうがおかしい人生だった」「誰だって私と同じ道を歩めば悩むよな」と気づいていく。

理性では届かない世界でのこの「気づき」は、お金で買えない価値がある。
この気づきは、あらゆる難問を解きほぐしてくれ、人生全てに渡って、大きな指針となってくれる。

この「○○になって当然だな」という考えは、一種の悩みを受け入れる思考だ。
これは肯定感にも通じている。はじめて自分を受けれいることができるから、前に進もうとする力が得られる。
自分でも存在していいんだな、生きていいんだな、とホッとした気持は、つまり、悩みを受け入れているのと同義なんだ。

知恵や理性での理解なき理解、感覚や感情での閃き的気づき

ひとつ言っておくことは、これは知恵や理性で理解できる種類のものはなく、感情で感覚でその思いに至るということだ。
感情・感覚の世界での理解だから、自分の心に大きな影響を与える。
最初は 小さな小さな悟りであっても、そこから、次の悟りへと波及していく。

脳は不思議なもので、いくら考えて考えても、ある考えに至らなかったものが、ある瞬間ポンと生み出される。
芸術家や創作者がいくら知恵を振り絞っても良いアイデアが生まれなかったのに、ふとした瞬間に生まれる。
これが案外真理をついていたりする。

このふとした瞬間は、理性をも飛び越えた世界に脳が泳いでいたから起きたもので、トランス状態の余韻のある時間も、理性をはるかに超えた世界だ。
だからこそ、気づきが生まれたりする。
脳の回路が開いて、抑圧が抜け出ていってくれるあり得ないことが起きる。

一瞬で特殊な脳の回路を大きく覚醒させるスイッチ。世界でここだけの秘術

この特殊な脳の回路を開くことは、自力では難しいし、従来の方法も手が届かなかったりする。
まさに当所の心理・脳内プログラムの技術は、その脳の回路を開くためのプログラムでもある、といったほうがいいかもしれません。
人の精一杯の理性的努力や根気、もしくは潜在意識への働きかけの努力と年月を、簡単に飛び越してしまうものだと自負しています。

だからといって、全然準備もせずにやるのではなく、言われた訓練をやればやるほど、 はるかに人智を超えた体感を確実にするので励んでください。
昔は奇跡にしか思えなかったことでも、ここでは実際に実感として把握できるでしょう。

 

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発言者:岩波英知

1946年栃木県生まれ 東京と大阪で世界最先端の独自の脳内プログラムを開催。 誰ももたらすことができない決定的な脳内体感を体験した多くの有名人や芸能人、医師や経営者にファンが多い 。


自著(奇跡の脳覚醒)より抜粋

脳の魔術師、鬼才と呼ばれる心理脳内コンサルタント。 若い頃より人間の計り知れない可能性に興味を持ち、脳に関する独自の研究を行う。 そして、誰も到達できない脳覚醒技術の開発に至る。 その技とノウハウは世界一と称されており、岩波の脳覚醒セッションには、その凄さと評判を聞きつけたクライアントが世界中から駆けつけている。 また、その技術のみならず、岩波の言葉は多くの人に大きな刺激を影響を与えている。


執筆者・編集者:Dream Art Laboratory 担当スタッフ

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