脳と潜在意識の操縦方法
潜在意識、無意識をどれだけの人が実感できているのか?
当所では潜在意識にダイレクトにアクセスさせたり、無意識を顕在意識に引き上げて、様々な目的に沿って処理・構築をしていけますが、実際、潜在意識や無意識は目に見えないし、手に触れることもできないあやふやなものです。
ただ「それってあるよな!?」といったものです。
証明はできないけれど、あるに違いない、という潜在意識・無意識は、あまりに抽象的です。
一概に潜在意識にプラス暗示を入れるといっても、暗示に反応したことがない人にとっては、ポカーンとするしかない話でしょう。
全く実感がありません。
脳と潜在意識、無意識
まあ、ここでは誰もが暗示に反応するようになるし、訓練をすればするほど、高度な暗示にかかるようになります。
無意識、潜在意識ってってあるんだな、という感動を目の当たりにすることになるでしょう。
でも、雲をつかむような無意識・潜在意識ではなく、言葉に脳が反応すると言えば、より実感が湧くかもしれない。
無意識や潜在意識は結局は脳のことで、人間のハートの底にあるわけではない。
脳が動いてはじめて暗示はかかるし、暗示は脳が動くからかかるとも言えるのだから。
プラス暗示が潜在意識に浸透する理想と惨状
ちなみにプラス暗示は、定番なやり方だと、かからない人がほとんどです。
残念ながら、自己防衛本能が強い人、体が固い人、想像力を普段駆使していない人、悩みが強い人ほど、簡単な運動系の暗示にも反応しません。
それどころかますます白けていくでしょう。
それほど難しいわけで、技術的に修練し経験もあるプロの催眠療法士がとても苦労しています。
プラス暗示にも段階があって、簡単な暗示から、非常に高度な暗示まで様々です。
人の心を変えるには、低いレベルではとうていパワー不足です。
感情を揺り動かす暗示にかかってはじめて、人の心は変わるためのスタートラインに立ちます。
ただし、運動・筋肉系統の暗示で、「あ、私でもかかるんだ、びっくり」となると、暗示に対する自信と確信が出てきます。
そういう脳の条件付けができていくと、さらに深い高度な暗示にも脳は反応していってくれます。
脳は深い感覚、衝撃の感覚、感動体験を必ず記憶している
脳は決して一度体験した感覚を忘れません。
怖い話だけど、覚せい剤をやった人の脳は、あの感覚体験を絶対に忘れることはなく、中毒性があるために、何度罰を受けても、追い求めてしまうのです。
理性では到底勝てません。覚せい剤常用者の多くが破滅しているのはそういった理由からです。
一方、自分で出すことができる脳内麻薬(神経伝達物質)には副作用もありません。
その凄さ、心地よさ、恍惚感などは、不自然な外部からの麻薬の何倍も強いにも関わらずです。
しかし、その感覚体験を脳は覚えてくれます。何十年たっても。
だから、脳に条件づけしていくに連れて、さらに感覚体験がより深く、長くなっていくのです。
毎回毎回、脳覚醒トランス状態に入った時、深さや質がバージョンアップしていくのも、そういう脳の特性があるからです。
だから、やるごとに脳が解放されていくのです。
脳内の神秘性と暗示
脳に訴えかける方法に暗示があります。
そして人間の脳には、暗示にかかる順番があります。
最初は筋肉・運動系のコントロール、次は五感のコントロール、更には記憶のコントロールへと進みます。
もっといけば、幻覚のように、蛍光灯が2つあっても3つにしか見えないとか、ちゃんと存在しているものが見えなかったりと、ありえないことまで起きます。
ある物が消えるという暗示にかかった時の深さは、2個が3個に増えるよりも深いと言えます。
それぐらい人間の脳は無限の可能性があり、同時に不確かです。
不確かだからこそ、可能性は無限大とも言えるでしょう。
感情を動かす暗示が人生を大きく変えてくれる
そこまでなる必要もありませんが、感情をコントロールする暗示に自分でかかるようにしたほうが、人生を生き抜く上で大きな武器になることは間違いないでしょう。
暗示はマイナスにせよ、プラスにせよ、感情が揺れ動けば動くほど、深くかかるからです。
そして、悩んでいる時ほど、勝手に自分でマイナス暗示をかけてしまいます。
時間が経っても、悩みが解決できないどころか、エンドレスで苦しみが続いていってしまう原因も、マイナス暗示に常に心が晒されているからです。
それで脆くなった心は、もっとマイナス暗示に反応します。
プロの催眠術師もヤラセで暗示に反応させている
もう一度言うと、筋肉を反応させる暗示をかけることすら、普通じゃとても難しいものです。
テレビに出るプロであってもです
(テレビで暗示にかかっている人はサクラです)。
脳は不確かなものであっても、実際に変えるとなると、本当に困難です。
自分でも他人にでもです。
机上の空論で、「無意識はコントロールできるし、暗示にもかかる。更にはこんなことができるんだよ」と紹介したところで意味がありません。
そんなものは誰でも理論付けられるから。
重要なのは、結局、「実際そうなれる」か「そうならないか」
その結果だけです。
いくら理論が正しくても、答えが出せないものに、貴重な時間を費やしていたら意味がないと思っています。
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「実際そうなる!」「そうさせる!」 これが私が長年執着して研究し、ノウハウを構築して、今も進化中の技術につながっています。
私の技術やノウハウを体験し、そこから得られた実感や気づき、走り続けるためのエネルギーが、その人の目的達成に広く深く利用されることを願っています。
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執筆者・編集者:Dream Art Laboratory 担当スタッフ |