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強迫神経症克服の為に知るべきこと 強迫性障害(OCD)の原因と対処法

岩波英知 強迫性障害克服セラピー

強迫神経症、強迫性障害(OCD Obsessive-Compulsive Disorder)とは?

強迫性障害の人の脳は、その脳力とエネルギーの観点からすると、とんでもない可能性を秘めている。
しかし、それを自分の強迫観念のみに使ってしまったら、何もできなくなり普通の日常生活もままならなくなる。
では、強迫性障害とどう付き合っていけば、建設的な方向にその脳力を存分に発揮できるのか?

そもそも強迫性障害(OCD)、強迫神経症などと呼ばれている症状はどういうものか述べていきたい。

強迫性障害とは強迫観念に囚われ続け、強迫行為を何十時間もやっても気になる、収まりがつかなくなる精神的な症状だ。
繰り返し同じ事をやっても、どんな努力や儀式行動をしても意識の外に追い出すことができない。
心配が心配を呼び、確認をしてもそれでも不安になる。

そして人から理解されない、孤立化するという第二、第三の悩みも生じる。

強迫性障害に苦しまないことにも不安を感じる

強迫観念にとらわれ、神経が高ぶり、緊張し、不安になり、安心を得ようと頑張るが、その頑張りが対象へのさらなる執着を生む。
強迫観念が一時的におさまっても、「なぜおさまっているのか? どうしたらいいのか」とまた悪いことを考えてしまう。
「なぜ悪いことが起きないのだろう」と悪いことを勝手に探してしまい、強迫観念にとらわれて落ち込むことを繰り返す。

うまくいかないととことん納得いくまで自分を追いつめないと気が済まない。
人から言われるまでもなく、強迫行為をばからしいとわかっているが、どうしてもやらないと気が済まない。
だからエンドレスで続いていってしまうし、強迫観念解決にどんなに時間を浪費して取り組んだところで解決するわけでもない。

しかし、この悪循環をどこかで断ち切らないと社会生活も日常生活も幸せに送れなくなる。

強迫性障害の人の執着の強さと天才的な脳の構図

執着の異常なまでの強さが強迫神経症になる人に共通した特徴だ。
強迫観念、その対象への執着が普通の人の何百倍も強い。

執着は天才の証だ。
執着し続けることで、人が見えないものを見えるようになる。

だから、歴史を動かす人物となったり、ノーベル賞級の発明ができたりする。
実際に強迫性障害でありながら、社会的に成功している人はたくさんいる。
執着が強いということ自体、異常な頭の良さをもっているという証拠だから、それを建設的な方向に振り分けることができたら、とんでもないことができる。

ただし、強迫観念の執着はひたすら苦しいだけだ。
不幸せで未来がない。
精神を蝕んでいく、人生をボロボロに破壊していく。

一方天才の執着は、そこに夢と希望と充実感がある。つまり幸せな執着だ。
執着が苦しみしか生まない強迫性障害は、そのエネルギーを沈めない限り、建設的な幸福感には繋がることは難しい。

強迫性障害の人は、人と脳の構図が違うこと自体、プラスだと思ってほしい。
自分を肯定してほしい。
実際にそれだけの脳力をもっている。
天才的な脳を持っているという自信を持って、脳と無意識をコントロールをしてほしい。
天才ゆえの苦悩なんだと思って、強迫行為を余裕持って眺めてほしい。ストレスにしかならないとは思わずにだ。

強迫観念と強迫行為に取り組む時間を少なくしていけば未来は開ける

強迫観念に取り組む時間を短くすることで、その天才的な脳を別に振り分けることができたら、凡人がどんなに努力をしても届かない世界に到達できる。
芸能人やスポーツ選手、経営者に強迫観念の持ち主が異常に多いのも、それができているからだ。

多くの強迫性障害の人は生活の質を維持することもままならない状態にあるけれど、強迫観念をゼロにしようと考えるのはよくない。
余計ストレスになって強迫観念が悪化するだけだ。

強迫行為に取り組む時間を切り詰めることで、社会の誰よりも成功できると思ってほしい。
世界中にその実績がたくさんあるのだから。
ハワード・ヒューズ、レオナルド・ディカプリオ、デヴィッド・ベッカム、エリック・サティなどがそうだし、日本人にもたくさんいる。

強迫性障害/強迫神経症の種類

そもそも自分が被害にあうこと、危険な目に遭うこと、もしくは自分が加害者になってしまうもので強迫観念や強迫行為が起きる。
いちばん身近なものは不潔恐怖(手洗い、洗剤の泡など)、確認行為(鍵やガス、戸締まり、電化製品のスイッチなど)だ。

加害恐怖もある。自分が他者に知らず知らず危害を加えているのではないかという観念で、何度も確認してしまう。
自分にも危害を加えてしまう恐怖感を持ってしまう人もいる。

疾病恐怖症も強迫性障害の一種で、とんでもない病気にかかってしまう不安から逃れられないものだ。

数字を異常に気にしたり、縁起を病的なほどかついだり、罪の意識を感じてしまったりする。
家をゴミ屋敷にしてしまう人も、孤独が原因なのもあるが、強迫性障害だからこそなっているケースも多い。

強迫性障害であるがゆえに、周囲の人を巻き込んでしまうこともあり、家族や友人知人や職場の人間関係が悪化してしまう。
さらに強迫行為を全く理解されないため、孤立して人間関係でも悩む人もいる。
もともと強迫性障害になる人は、対人緊張とは無縁の人が多いが、人間関係の悩みで二重三重の苦しみを感じてしまう。

どんなときに強迫性障害が悪化するのか?

人それぞれ強迫観念の対象は細かく別れる。
いずれにしてもストレス負荷がかかっている時に、特に強迫観念と強迫行為が悪化する。

そして、まずいことに強迫性障害そのものがストレスになってしまうから、年月を経れば経るほど前は30分で強迫行為が終わっていたのに、10時間やってもまだ気がすまない状態になってしまって、社会的な廃人になっていってしまう。

ストレスがストレスを再生産し続けるマイナスのスパイラルと悩みのエネルギーを消滅させない限り、一生強迫性障害に苦しめられることになる。
つまり、ストレスをいかに…

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発言者:岩波英知

1946年栃木県生まれ 東京と大阪で世界最先端の独自の脳内プログラムを開催。 誰ももたらすことができない決定的な脳内体感を体験した多くの有名人や芸能人、医師や経営者にファンが多い 。


自著(奇跡の脳覚醒)より抜粋

脳の魔術師、鬼才と呼ばれる心理脳内コンサルタント。 若い頃より人間の計り知れない可能性に興味を持ち、脳に関する独自の研究を行う。 そして、誰も到達できない脳覚醒技術の開発に至る。 その技とノウハウは世界一と称されており、岩波の脳覚醒セッションには、その凄さと評判を聞きつけたクライアントが世界中から駆けつけている。 また、その技術のみならず、岩波の言葉は多くの人に大きな刺激を影響を与えている。


執筆者・編集者:Dream Art Laboratory 担当スタッフ

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