どの生き方が真のリスクか? 道を外れたらそのまま突き進め!
ひょっとして一番まずい生き方をしていないか?
心の悩みや神経症がちょっと良くなってから、いい方向に行きたいと思っていると、かなり効率の悪い生き方になる。
悩んでしまった人は、「ちょっと良くなってから、あれをしよう、これをしよう」と思ってしまう。
「普通になったら何でもできるのに… 」「これさえなければあれをできるのに…」と。
そうなると冒険もしないし、リスクをとろうとしない。
いかに怪我しないでよくなってやろうか、楽してうまくやってやろうかに意識が偏重する。
そして何にも変化がないまま、時間が過ぎ去っていく。
それが一番のリスクになっているのだが…。
一度普通の道をズレてしまったのなら…
平穏から一度ズレてしまったら、もう普通とは別方向に進んだ方が、劇的に悩みに効果が出る。
「普通になりたい!」「昔はよかったのに……」「これじゃ挽回できない」「時間を潰してきてしまった」と思うよりも、どうせ普通からズレてしまったなら、「私はこっちで行くんだ、そのまま行ってやる!」「この道でいいんだ!」と思う。
普通になろう、前に戻ろうなんて思わない。
仮に普通に戻っても、時間を悩みで潰してきた以上、完璧に取り戻すことは難しいし、一生そんなことをやっていたんじゃ、悩んできた分だけ損をする。
よしんば普通になったとしても、やっぱり時間が経過しているから、普通じゃない自分やその状況に気づく。
いつまで経っても望む答えなんか出ない。
普通になりたいという思考ほど、耐えきれないリスクを選んでしまっている。
心の悩みや神経症は、そういう思考だけじゃ解決は難しい。
これまでよく頑張ってきた
たしかに悩みが少なくなって、普通に近づき、ホッとするのも必要。
それまでがそれまでだった人にとって、心の枠を広げることは大切だ。
これまで常に不安や恐怖と闘っていた、その心の負荷や労力は想像に絶する。
今まで大変だったし、よくやったねと言いたい。
普通になろうとする気持ちはわかる。
溺れている人にとって、藁でも必要。
それが浮き輪だったら言うことはない。
必死な時は、普通に戻ろうとすることは重大使命だ。
しかし、安堵感はあっても、喜びがあるかというとない。
所詮は、海の上に浮き輪にしがみついているわけだから。
いつ鮫が襲ってくるかもしれない。
浮き輪に穴が空くかもしれない。
普通ばかり求めると、最悪なことになる人間心理の法則
普通ばっかり考えると、そういう不安まで勝手に想像でつくって、心が落ち着けなくなる。
人生は長いのだから、海の上に浮いていたって、また悩みが襲ってくる。
だから、普通を目指しても、効果は永続的ではないし、効果もできにくい。
そこは安住の地ではない。
安住の地に、安寧も安心も安逸もない。
それは悩む人の幻想に過ぎない。
安住を求めないところに真の安住がある。
精神の安定は、矛盾なんだけど…
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今更普通になろうなんて、もっと悩みを悪化させる最悪な考えだ
一度ズレたのならばとことんズレてみろ
普通になれないならば、普通になろうとしないことが普通への最短距離
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執筆者・編集者:Dream Art Laboratory 担当スタッフ |