目次
言葉・知恵袋集を目的別に分けています。
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対人恐怖・社会不安障害の種類について
- 対人恐怖
- 全般的な対人恐怖の総称。人そのものに対して不安、恐怖感が自分の意志とは別に勝手に発症してしまう。初対面の人が苦手なタイプ、仲良くなってくると対人恐怖が発症してしまうタイプなど、様々な症状がある。対人恐怖になってしまうと、社会で生きなければまともな生活を送れないため、行動がひどく制限されてしまう。思春期に発症しやすく、対人恐怖という神経症の段階に入ってしまうと、時間が解決してくれることはなくなる。年を取れば人に対して鈍感になるわけでもなく、敏感さや恐怖感、不安感はずっと継続しやすい。何歳になっても対人恐怖のままでいる人は多い。
視線恐怖症・自己視線恐怖症・他者視線恐怖症・脇見恐怖症・正視恐怖症
- 自分の視線が人に不快な思いをさせているかもしれないという自己視線恐怖症。罪の意識、自己肯定感の欠如へつながりやすい
他人の視線が怖いという他者視線恐怖症。
視界に入ってしまった人に対して異常に気になって引っ張られ続ける脇見恐怖症。脇目恐怖症とも言う。また脇見、脇目が人に迷惑を与えてしまう罪悪感にひどく苛まれる。
表情恐怖症・笑顔恐怖症
- 人と接した時にどう表情を作ったり笑ったりしたらいいのかわからない。自分の表情が相手を不快にさせてしまう、自分の顔のこわばりが相手に伝染させる、笑顔がぎこちなくなってうまく笑えない。引きつった顔がとにかく嫌だという症状。
会食恐怖症・外食恐怖症
- 人と対面して食事を食べる時にひどく緊張する症状。外食時に特に発症する人も多い。緊張のあまり喉が通らなくなったり、食事の味を楽しめないため落ち込む。人から会食、外食に誘われても断らざるを得なかったり、無理して付き合っても苦痛なだけで、人と同じ楽しみを味わえない苦しさもある。
社交不安障害・社会不安障害
- 社会不安障害であると対人恐怖の症状をこう診断する医師やカウンセラーが多い。日本において社会不安障害という名称よりも社交不安障害の方が適しているとのことから、社交不安障害という言い方も増えてきている。SADとも言う。名称の差異なだけであり、各症状の総称が社会不安障害である。
赤面症
- 人を前にすると顔が赤面する。火照ってしまう。赤面を人から指摘されることに異常な恐怖を持ったり、赤面している自分の内面を馬鹿にされることへ予期不安をもってしまう。緊張したり恥ずかしくなったりした時に赤面症が出るが、キャリアが長くなるとそんなことも関係なしに人を前にするだけで赤面しやすい。思春期に発症しやすいが、ずるずると悩み続ける人も多い。
身体醜形障害・醜形恐怖症
- 客観的に顔の造形の良し悪しにかかわらず、身体醜形障害は発症する。それは美意識の高さと言ったものを超えた、強迫観念の一種であり、いくら整形を繰り返しても、身体醜形障害の根本が解決しない限り、いつまでも自分の顔に満足できない。容姿の良さを褒められても、決して満足できない。とても顔が良い人でも陥っているケースが多い。
自臭症・自己臭恐怖症・体臭恐怖症
- 自分の口臭、体臭、脇の臭い、お尻の臭い、汗の匂いなどが、周りの人間に不快感を与えていると思う症状。特に周りの人間の動きに一喜一憂する。鼻に指を持っていかれたり、咳払いをしたり、舌打ちのような音が聞こえただけで、自分の臭いのせいでみんなが迷惑をしていると思い、いてもたってもいられなくなる。そして周りの人間がいくら臭っていないと百万回繰り返しても、自臭症本人の嗅覚にはたしかに臭いを感じているため、信じることができない。逆に気休めで言っているとしか思えない。近くに人がいるだけで、ひどく落ち着かなくなる。特に女性に発症しやすいが、男性も自臭症になる人はいる。
電話恐怖症
- 電話応対がひどくどぎまぎしてしまい、まともな対話ができない。電話先の相手を煩わせていること、うまく受け答えできない自分にとても落ち込む症状。電話の内容を周囲の人間に聞かれてしまうことへの恐怖感も強い。そして電話の着信音にかなりの恐怖感を持つ。電話がなったらどうしようという予期不安、着信音そのものへの恐怖、そしてしどろもどろになってしまう自分への落ち込みのループにハマりやすい。
女性恐怖症・男性恐怖症
- 同性なら大丈夫だが、異性に対して自分を出すことができない、うまく話すことができない症状。恋人を作ること、結婚においてひどく行動が制限されてしまう。そんな自分に落ち込み続ける。また同世代の異性が特に苦手であったり、トラウマと関連して年上が苦手、年下が苦手など人それぞれ発症年齢も違ってくる。
スピーチ恐怖症
- 人前でスピーチや発言、プレゼンテーションをする時に、ひどい動悸、息苦しさ、多汗、頭が真っ白、手足や声の震えといった症状が出る。あがり症の一種で、特に職場でスピーチが避けられない状況に置かれている人にとって、人生の死活問題となっている。また出世したり、職場環境が変わることで、スピーチ恐怖症が悪化していく人もいる。これで転職を繰り返してしまう人は多い。
吃音症(どもり)
- 言葉に力が入り、何度も同じ言葉を繰り返してしまう。緊張をした時、うまく話さなくちゃいけないと思った時に吃音がひどくなりやすい。また苦手な発音や文字がある。人から吃音を指摘されたり笑われた経験がある人はさらにうまくどもらないように話そうとして、余計力が入ってしまう。執着が激しくなることで、悪循環から抜け出しにくくなる症状だ。
雑談恐怖症
- 事務的な会話はこなせるが、雑談やフリートークとなるとうまく受け答えができなくなる。頭が真っ白になったり、話題も見つからないし、話題を事前に考えてきても、理想通りに雑談ができない。そこに落ち込む。人が退屈していないかと過度に気遣い、余計緊張して話すことが難しくなる。相手の反応ばかり意識が執着してしまい、よくある会話の空白でも異常な恐怖感を持つ。会話の間をなくそうとして余計に焦ってしまい、相手と会話が噛み合わなくなる。
- 震え恐怖症・振戦恐怖症・書痙
- 人に見られていると思うと手が震えてしまう。文字を書く時に手が震えてうまく書けなくなることを書痙という。職業柄、振戦恐怖症を発症しやすい。医師や看護師といった失敗をしてはいけない緊張しやすい環境で特に悩んでいる人は多い。震えたらどうしようという予期不安、意思の力ではコントロールできない震えを持つ自分への落ち込み、震えている自分を人に見られてしまった恥や気まずさと落ち込みで、震える場面前後でもずっと悩みが継続しやすい。
腹鳴恐怖症
- 消化器官の問題ではなく、メンタルに起因したものが腹鳴恐怖症。精神的なストレスや緊張、予期不安と密接に関係していて、それが高まれば高まるほど、腹鳴を抑えようとすればするほどお腹が鳴ってしまう。自律神経の乱れでも鳴りやすく、気に病むことで生じたストレスが自律神経の働きをさらに乱してしまう悪循環に入りやすい。お腹が空いていないのに勝手にお腹が鳴るため、その音を聞かれることを恐れ、人前や人中にいられなくなる。お腹だけの問題ではないが、精神的な対処法のやりようがないため、克服できないままずっと堂々巡りになりやすい。
物音恐怖症
- マンションやアパートなどで隣部屋や上下階の出した物音や騒音に対して、異常にドキドキしたり、不安でたまらなくなったり、イライラして気持ちが収まらなくなる。また自分の出す音にも気をつけるため、余計人の物音に対して殺意をいだきやすい。対人恐怖の一種であり、音に敏感になりやすい人が物音恐怖症を発症する。今はまだ物音恐怖症ではなくても、騒音を出す隣人がいる環境にいると、最初は受け流せていた音が一々心に突き刺さる。音は一度意識してしまうと意識の外に追いやることができないため、日ごとに物音恐怖症が悪化しやすい。
- 排尿恐怖症
- 隣に人がいると尿が出ない、もしかしたら人がトイレに入ってくるかもしれないと思うと尿が出なくなる、後ろで待たれると尿が出ないなど主に男性に多い症状が排尿恐怖症。緊張とストレスが密接に関係しているため、対人恐怖、社交不安障害の一種である。
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