孤独とは何か? 孤独と悩み、
成功するための孤独とのつきあい方
孤独と心の悩み・不安感・神経症の関係
生きづらさも心の悩みも神経症(あがり症も)も、孤独感とすごく距離が近いところにある。
メンタル系の悩み、特に神経症レベルの症状となると、残念なことに、親であろうと大親友であろうと、そっくりそのままのきつさと苦しみを共有できない。
よく親に悩みを勇気を持って打ち明けても、「わかってくれなさ」に心がえぐられるようなショックを受ける人が多い。
神経症は同じ症状を経験した人にしかわからない世界だと言える。
結局、一人で闘い、傷つき、落ち込み、ズタズタに心が切り裂かれていってしまう。
耐えても頑張っても未来は暗いものしか見えない。
その孤独感はものすごい。
孤独感と罪の意識
人間はそもそも孤独だ。
自分と同じ人間は存在しないから。
心の中はなおさら相手に理解されないし、わかることも難しい。
ことに神経症の苦しみはそうだ。
でも人間という生き物は孤独では生きてはいけない。
孤独感は当然寂しいし、孤独自体が非常に悪い意味で強力で、せっかく生まれてきたその人の存在価値までなくすほどだ。
そこには夢がない。
孤独にさいなまれ続けていると、自分自身が存在価値を把握できない。
ということは自信が持てない。
存在していいのか、という漠然とした罪の意識と不安を持ってしまう。
それが未来永劫続いていくことを考えると、なんとかしないとという強い焦りが入る。
対人恐怖とうつ病、孤独感との関係
一般には親がいる、家族がいるということから、自分の存在価値が自動的に認められる。
愛されてる実感という──
幼児期から「自分はここに存在している」という自信をそれによって持てる。
存在価値が大きいと実感している人は、どんどん自信を持って生きられる。
対人緊張・恐怖でも存在価値の問題が絶大だ。
トラウマ、親にわかってもらえない悲しみ、疎外されている感情、虐待される、そういう経験は最悪だ。
子供が孤独という闇を心に持つし、そもそも自信を持てない。
どこかでいつも不安を抱えて生きていってる。
疎外感を持つ人間は孤独と密接だ。
出来が悪いのによく親などに褒められる子供は、自信をもって世の中を渡っていける。
そのこと自体が孤独でなくなる。
それがその後の対人関係の善し悪しにつながっていく。
鬱病も多くの比率で、子供の頃、一人の世界で遊んでいることが好きだった人が多い。
一人の世界での遊びは想像の世界だから、一見孤独だけど、子供のときは孤独ではなかった。
イメージの中で繰り広げられ、孤独ではなかったといえるかもしれない。
その反面、人間社会では、スムーズにコミュニケーションがとれないから、その中に入ったとき、「これではいけない、何かまずい」となって、鬱病に入っていくケースがある。
対人的なトラブルは誰にでも起こるからなおさらだ。
孤独も鬱とは密接に関係している。
対人恐怖は相手に「疎外された、嫌われた、好かれていない」となり、自分に自信がなくなっている。
要は対人緊張とコンプレックスと自信喪失と孤独と密接に関係している。
常に他人の視線を意識してる。
きついから逃げなくちゃいけない、でも「やっぱりきつい」と言うパターンになる。
結局孤独と同じになる。
そうならないために「孤独」への設定と認識を、従来のものから変える必要がある。
孤独感への耐性は孤独への認識が変わった時に身につく
逆に「孤独」「孤独感」への認識設定をいい具合につかむことができたら、孤独は孤独ではなくなる。ということは孤独感も薄くなったり、なくなっていく。
孤独感は怖いもので、それは一つの悪い感情であるため(しかも人生を滅ぼすほど強い感情だ)、さらなる孤独感を増幅させ、同時に他のマイナスの感情(不安や恐怖、罪の意識、コンプレックス)を招き入れやすい。
しかし、孤独・孤独感への認識を新しくつかめれば、さらなる悪化が食い止められるということでもある。
孤独感が起きにくい回路
人から認められると大きな自信になる。
それは孤独であっても関係ないし、その時点で孤独感はない。
成功したり、自分の思い通りにやったり、個性を打ち出したときには、それらは価値観として存在するから、孤独じゃなくなっている。
「すごい」と言われたり、その目線を意識したり、感じたりするだけで(どう見られているのかという目線は関係なしに)、実体験としての自信になる。
それは念仏のように何万回唱えたものよりも大きな自信なんだ。
「周囲の人に自分は支持されている、人に価値観が認められているんだ」という孤独と正反対の場面が出来たときに、人生をエンジョイできる。
それにはなるべく高いレベルを追うことが必要。
そこまでいくと、孤独であっても孤独ではなくなる。
孤独感は喪失している。
ここでも「孤独だ、孤独じゃない」という狭い範囲で葛藤、相克、闘争をしていることから脱して、高い設定、違う視点から捉えればいい。
孤独と孤独感
ここで「孤独」と「孤独感」を言っておきたい。
孤独に生きている人がいても、孤独感を抱えて生きていなければ、その人は孤独ではない。
(人から干さたあまり「俺は孤独でもいい。孤独でも生きていける」とすねているケースとは違うことに注意)
でも、いくら友達に取り囲まれていても、孤独感を抱えていたら、その人は孤独だ。
ただ傍目に孤独に見えないだけ。
これは芸能人・有名人に多い。
孤独とは一番無縁で人に囲まれたきらびやかな世界に思えても、一層本人の内面に孤独感が増してしまう。
自分の無意識までは騙せないからだ。
虚飾の世界にいる人ほど、無意識へのしわ寄せはひどいものとなる。
大都会にいても、自分の心だけは孤独でたまらないことと同じだ。
あるいは、豪華絢爛なネオンやイルミネーションを見ると、余計に孤独が浮き彫りになる心理と同じ構図だ。
その孤独感が嫌で、著名人、芸能人ほど、孤独を紛らわせようと人に囲まれる。
あるいは街に繰り出して、孤独を忘れようとする。
一時的には孤独を埋められても、その反動は大きく、孤独感がひどくなる…。
一時しのぎでは、いずれにしても未来は行き詰まる。
やけっぱちではない孤独感なき孤独は素晴らしい。
結局「孤独感」が重要だ。
孤独であっても孤独感がなければかまわないと、私は思う。
孤独には、大なり小なりのトラウマとなる大きなベースが心の底に抑圧されているから、いっそう大きく感じ取れてしまう。
だから、悪い孤独感は、人の未来に暗く降りかかりつづけてしまう。
「孤独」は悪じゃないけど、「孤独感」は難しい問題だ。
そこを乗り越えなければならない。
それを強力に支援するものが、当所の各種プログラムにはあります。
そもそも成功者は孤独
そもそも成功するためには、みんな孤独を乗り越えなければならない。
成功者は孤独である。
成功者とはその時点で一般の人とは違うものだから。
それを目指すときも孤独である。
トップに立つ者や成功者は、近くに並ぶものがいない。
同じ立場で相談できないから孤独だ。
孤独感と悩みから脱出するために
孤独への対処は、悩みから脱するとき、成功を目指すときに…
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発言者:岩波英知 1946年栃木県生まれ 東京と大阪で世界最先端の独自の脳内プログラムを開催。 誰ももたらすことができない決定的な脳内体感を体験した多くの有名人や芸能人、医師や経営者にファンが多い 。 自著(奇跡の脳覚醒)より抜粋 脳の魔術師、鬼才と呼ばれる心理脳内コンサルタント。 若い頃より人間の計り知れない可能性に興味を持ち、脳に関する独自の研究を行う。 そして、誰も到達できない脳覚醒技術の開発に至る。 その技とノウハウは世界一と称されており、岩波の脳覚醒セッションには、その凄さと評判を聞きつけたクライアントが世界中から駆けつけている。 また、その技術のみならず、岩波の言葉は多くの人に大きな刺激を影響を与えている。 |
執筆者・編集者:Dream Art Laboratory 担当スタッフ |